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 超細胞革命
小池聰行・著 徳間書店
 
 宇宙にすべて任せる

 リラックスするということは、気持ちの上でいうと宇宙に全部任せることです。
 人間の力は弱くて限りのあるものですから、この世の中には、自分で解決ができないことがいっぱいあります。それなのに、いろいろなことを全部自分で背負い込んで、それを解決できるかできないか悩んでしまいます。一つの心配が新たな心配を生み出し、心配が次から次へと心の中に起きてきて、心は乱れに乱れてくることになります。まだやってきていないことを、あれこれと心配するのはまったく無意味です。
 それでは、どうするか。とにかく自分でベストを尽くし、あとは宇宙に任せて最善を期待する、確信する。そうすると、心が一気に楽になっていきます。そしてよい結果が得られるのです。
 宇宙を中途半端に信じている人は、宇宙に任せたのはよいけれども、知らず知らずのうちにまた心配してしまう。これは、任せたつもりで任せていないのです。だから、宇宙を信じたら、とことん信じて、心配してはいけない。本当に心から信じてしまえば、救われます。
 しかし、間違った考えを信念として通すのはだめです。間違った考えを頑固に押し通すと、それは「我」になってしまいます。他人がなんといおうと「これが正しいんだ。あなたの言うことは聞きたくもない」というのは、信念ではなくて我です。我と信念のレベルは違います。信念は真理に基づいたものであり、我は利己的、感情的な低レベルから発します。
 宇宙以上に偉大なものはなく、宇宙以上の真理はありません。宇宙にすべてを任せたという気持ちになると、心が落ちついてきて、どんなことがあっても腹が立たない。心配しない。不安にならない。動揺しない。常に心は平静で不動心を持てるようになります。そういう心ができてしまうと、「無心」ということになります。

 
すべての出来事はよくなるための前兆

 宇宙を信じるということをもう少しくわしく言いますと、自分が自分の力で生きているのではなくて、宇宙によって生かされているんだという認識を持つということです。宇宙は二重構造になっていて、人間が見たり触ったりできるこの世界(明在系)と、全然見えない世界(暗在系)の二つに分かれているといわれます。それは、ちょうど人間は肉体があって見たり触ったりできるが、心は全然見ることも触ることもできないのと同じです。体を解剖しても、どこに心があるのか見えません。
 つまり、体は見えるが心というものは見えない。それと同じように、宇宙も見えないところと見えるところがあるわけで、その見えない世界に宇宙の心があって、その心を超宇宙意識というのです。その超宇宙意識によってこの世の中はすべてが支配され、秩序づけられています。自分も宇宙の意識によって生かされているということに気づく必要があります。
 だから、例えば自分が失敗しても悩む必要はありません。それも宇宙の意識によって、最初から決められていたのです。「自分が失敗したんじやなくて最初から宇宙意識によって決められていたんだ」と思えば、そのことは別に苦にならなくなります。宇宙はそれが必要だからあなたに与えているのです。
 そして、一番大事なことは、すべての出来事はよくなるための前兆だと信じこむことです。悪いことが起きたと思いこめば、悪いことをまた招きます。自分にふりかかった災難や失敗をよく人のせいにする人がいます。「あの人のせいで、私はこんなになった」といって、人のせいにする。これも間違いです。他人のせいではなくて、宇宙意識のせいというか、宇宙意識が決めたことなのです。あなたはそれを経験して、「もっと磨かれなさい」という意昧なのです。
 それから、自分の失敗を自分のせいにする人もいますが、これも間違いです。「私はこんなバカなことをして、本当に取り返しがつかなくなった」と思って、自分を責め、失敗した原因を自分のせいにしてとことん悩んで、自殺までする人がいます。しかし、その失敗も宇宙の意志であって、その人のせいではないのです。
 他人のせいでもないし、自分のせいでもない、宇宙意識の中の意味の場のせいだと思っていればよいのです。大事なことは、宇宙を完全に信じきるということです。すべてを宇宙に任せることです。そして最善の結果が出ることを確信し、ベストを尽くす。すると、不思議なことになにもかもうまくいき始めるのです。
 
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