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 プレアデスの智恵
薗田綾・著 総合法令出版
 
 
 浄化の日

 チェロキー族のメディスンマンだったローリングサンダーはこう言い残しています。

 
人間がある場所を汚すとそれはたちまち広がってしまう。
 まるで、体内に転移するガン細胞のように‥‥。
 それゆえ地球はいま病んでいる。
 人間が母なる地球をあまりにひどく扱っているせいなのだ‥‥。
 今後起こりうる災害は、母なる地球がその膿を取り除いて自然に還るための微調整なのだ。
 このことに気づくことはとても重要である。
 高等生物たちが自由な意志を持ち、健康であり続けたいと願うように、母なる地球もそう望んでいる。母なる地球も私たちと同じひとつの生命体であり、意志を持っているからなのだ。


 母なる地球の状態を知れば知るほど、浄化の日が来るのはそう遠い未来ではないことが感じられます。そのときがいつかはわかりません。けれども、すでに浄化は起こっているのです。母なる地球の変動はもう始まっています。
 母なる地球は知性をもつゆえに、この多くの汚染や破壊、激しい争いをなんとか止めようとしているのです。それははっきりとわかる形であらわれてきています。
 地震や津波、洪水、干ばつ、‥‥といった自然災害として、その多くが私たちの身近にやってきています。私たちは、今までになかった被害を目の当たりにしているはずです。
 けれども誤解しないでほしいのです。これは、けっして母なる地球の怒りではありません。これは、母が子供たちに示す深い愛情のあらわれなのです。私たちの子供たち、孫たち、そして地球に生きる多くの生命の存続のためにも、地球自身が癒されなければならないからです。
 今、癒されなければ、手遅れになってしまうからです。
 母なる地球はできるだけ多くの生き物に大きな被害が出ないように、十分に気づかっています。でも、母なる地球の病状が中途半端なものではないだけに、人間やほかの動物にとっては厳しい試練となることは仕方のないことなのです。この試練から私たちは多くのことを学ばねばなりません。
  母なる地球を癒すのは私たち一人ひとりだからです。

 輪の思想〜けっして終わりではない

 これから大きな変化はやってくるが、それはこの世の終わりではないと鷹は言います。
 もしも、多くの人たちがThe End of the World(世界の終わり)だというぐらいの何か重大な出来事が起こったとしても、それは、ある価値観から新しい別の価値観へのトランスフォーメーション(変容)にほかなりません。
 世界の終わりは、すなわち新しい価値観による世界の出現なのです。
 もしも「母なる地球」を敬う気持ちや、大自然と調和しながら生きていくという姿勢があれば、何も恐れることはありません。変化こそが次の世界への夜明けを誘うものなのですから。
 これから訪れる物質的災害から自分の身を守りたいならば、その方法はたったひとつしかありません。先住民族たちの生き方や考え方を学ぶことです。頭でなく心で。そう、母なる地球を慈しみ、すべての生き物を敬う気持ちを思い出すことだけなのです。
 
 
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