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 弥勒降臨
彩明日迦・著 KKベストセラーズ
 
 
 地球が静思する日

 だが、人は切迫しないと危機感を持たないようにできているのだろうか?
 その一歩手前で悲観する人と楽観する人に分かれ‥‥その一方で地球はそんな人々を棲まわせながらただ黙々と自らの道を行く。
 できることはした方がいいけれど、悲観も楽観も表裏一体、紙一重。だから、どちらに溺れようとも、それはそれでとても人間らしいことだとも思う。
 しかし、2001年までに、人類の意識に大きな変革が起きなかったならば、環境破壊や人口爆発によって、地球のそのものが非常に苦しい状態に陥ることはもはや明白である。
 その場合、地球の問題は人類の思惑を離れ、地球自身の問題となる(母子ともに危険な場合は、母体の安全が優先される)。
 その時、地球は自ら人類に関して最終的な選択を迫られることになるだろう。
 バーバラ・アーシニアックは、プレアデスの意識体からのメッセージとして、次のように伝えている(『プレアデス+かく語りき』)。

 もしも、人間が変わらなければ、すなわち、人間が価値観を転換し、地球がなければ人間は存在できないのだということを悟らなければ、地球は自らの通過儀礼のために、またより高い周波数を求めて、大掃除することになるでしょう。この大掃除によって、地球のバランスが再び回復されることになるでしょう。
 ある日の午後、非常に多くの人々が一挙に地球を離れることになる可能性があります。たぶん、そのようなことがあれば、人々は、現在地球でおきつつあることに目を開くことになるかもしれません。これまで、あなた方に刺激を与え、励まし、地球的な変化を起こさなければならないことを悟らせようとさまざまな出来事がありました。さまざまな草の根の運動が非常な勢いで広がることになるでしょう。地球で何が起きるかは、一人ひとりの人が変化する気持ちがあるかないかにかかっています。
 地球が変化をとげる時期に地球を離れていく人々は、もはやここには適さない人々です。彼らは地球の調和を乱している人々です。一度に2千人の人々が地球を去るときがくると、地球にとどまる人々の意識に非常に大きな転換が起きるでしょう。多くの人々がなくなると、それは残された人々の意識に衝撃を与えます。
 地球がシフトするとき、すべての人が同じ体験をするということはありません。破壊を体験する必要のある人たちは、地球のシフト、ないし地軸の転換を破壊によって体験するでしょう。それは、彼らが新しい周波数に適合していないからです。より高い周波数を保持する用意のできている人たちは、周波数のシフトを体験するでしょう。
 したがって、ある人たちにとってはそれは生命の終わり(彼らの理解しているところでは)であり、破壊そのものの体験であるでしょうが、ある人たちにとっては素晴らしい喜びに満ちた体験となるでしょう。全ての可能性があります。
 思い出してください。あなた方は思考の結果として現れる象徴的な世界に住んでいるのです。外に現れる世界は、あなたの内部で進行していることをあなたに現してみせてくれているのです。ですから、世界が破滅するとするならば、それは何を現しているのでしょうか。新しいシステムとエネルギーを勃興させるために、内部にあるものを崩壊させているという意味にほかなりません。

 すべてが崩壊しつつあるように見えながら、真実は、世界そのものがより高次の次元世界へと進化しているのである。
 
 
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