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 日月神示の大預言
泉田瑞顕/久保脩  徳間書店
 
 日本民族皆殺しの大陰謀

 戦後日本人の衣・食・住生活は急激に欧米化した。その原因は敗戦による精神的自己喪失に乗じて、日本民族に対する悪魔の謀略が集中的に激化してきたからである。
 十数年間の戦争によって、日本民族のおそるべき底力を身をもって体験した邪神界国(がいこく)は、日本人の体質を改悪して軟弱化するため遠大な計画をたてた。そのお先棒をかついだのが、戦後の政治家であり、財界人であり、官僚であり、御用学者であり、マスコミである。さらに外国かぶれの教育家であり、宗教家である。つまり
戦後における日本の指導者階級は、悪魔の指揮棒に従って日本民族を滅ぼす狂騒曲演出に全力をあげて来たのである。
 悪魔は先ず日本人の伝統的食体系を破壊して胃袋を占領し、日本民族の体質を改悪軟弱化した。その出発点は、昭和29年にアメリカ政府と日本政府との間に締結されたMSA協定であり、MSA小麦購入協定である。この協定を原点として、日本の農政と日本人の食生活体系は180度の大転換を開始した。
 MSA協定を引き金として、アメリカの小麦が大量に連続して輸入されることになった。さらにこの協定を継続するために、昭和三十六年には日本の農業を根底から変革する農業基本法が制定された。農基法農政とは要するに、自給自足的な日本伝来の農業構造を破壊して、農業の企業化(金もうけ農業)をはかり、農民をして土よりも金銭を尊ぶ拝金宗の信者とすることである。
 その必然の結果として、質よりも量の増産を目的とする金肥農薬農業すなわち欧米流の近代化農法が普及された。そのため、企業採算のとれない日本の麦と大豆作はほとんど潰滅した。他方、撰択的拡大と称する日本農業の分解工作が強引に進められ、畜産の単作化大規模化によって、日本伝来の有畜農業は破壊された。その結果は、アメリカその他の国から年々1,000万トン以上の畜産飼料を輸入する世界一の穀物輸入国となったのである。
 さらに農基法農政(近代化農業)は、日本伝来の有機農法を否定して化学肥料農薬万能の技術体系がこれに代わり、日本の農地を死土と化した。それのみではない。さらにおそるべきことは、近代化農法による毒性食料の生産である。このことは裏をかえせば、食物による全日本民族の合法的毒殺計画ではないか。その徴候は今や歴然として現れ、国祖神示に警告されているごとく、医者と坊主と葬式屋の豊年が続くという惨状である。
 このような日本農業の近代化と相呼応して、日本人の食生活は急激に欧米化していった。すなわち
伝来の民族食である穀菜、魚肉、海藻等を主幹とする食体系が破壊され、パン食、肉食、牛乳等を基本とする欧米流の献立が、栄養食として全般的に謳歌奨励されるようになった。欧米人の体質を基礎にして研究された栄養学が、テレビ番組、婦人雑誌、新聞等によって宣伝され、学校給食がパンと牛乳になり、食堂と食料品店には欧米流の食品がはんらんした。
 今から約20年前、大手製粉業者の団体である製粉協会が作成した『小麦粉による日本の将来』と題するタネ本が出された。製粉協会に買収された学者、研究者、評論家たちは、この種本の主旨にそい米退治の論陣を張った。
 曰く「米食は居眠り国民をつくる」、曰く「米食はイタイイタイ病の原因」、曰く「米食は脳卒中になる」、曰く「米食は貧血になる」、日く「米食は第三流国から第四流国になる」、曰く「米食すると馬鹿になる」、曰く「パン食国民には偉人が多い」、曰く「米食は犯罪少年をつくる」等々。
 こうした米食罪悪論が、まったくのデタラメであることは、今日科学的にも立証ずみであるが、宣伝はおそろしいもので、日本人の大部分はこの悪魔の謀略にひっかかり体質改悪の邪道へと進んで行った。
 しかし米退治運動の策謀は、これら一群の製粉資本家だけでなく、その元兇はむしろ政府である。農林省と厚生省に巣くう官僚が、その発案源であることもすでにあきらかである。こうした米退治の一大キャンペーンは、やがて減反政策という日本建国以来かつてない暴虐農政となって現れた。かくして、
日本農業の基幹であり、日本民族の生命を託す米作農業は今や風前のともしびのごとき危機にある。
 加うるに米日政府の合作によるアメリカ米大量輸入の陰謀は、日本の米作農業に止めを刺し、
日本民族1億2千万人の胃袋はあげてアメリカ政府(悪魔の使徒)の掌中に握られることになる。
 このように、戦後日本の農業撲滅運動は、政・官・財三位一体の合作によって、巧妙かつ強力に推進された。敗戦と同時に悪魔は日本列島に公々然と上陸し、日本国の国家権力(政・官・財一体の支配組織)を掌握して、日本国土と日本人を霊体両面から完全占領すべく悪の経綸を進めて来た。こうした悪魔の大陰謀は今や九分九厘まで成就したといわねばならぬ。後一厘が世の元の神と悪魔との最後の決戦である。
 
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