わたしのいもうとは、ももなといいます。としは二才です。とてもかわいいおんなの子で、くちが小さいです。
しかしおしゃべりをすることが大すきです。
わたしのことをネーネといったり、おねえちゃんといったりします。でもまだまだなにをいってるかわからないときがあります。でもわたしは、ももちゃんが、なにをいっているかがわかります。ももちゃんがおかあさんにフニャフニャフニャニャニャほしいよといいました。
おかあさんはなんて‥‥と、わたしは、ももちゃんがおなかがすいたよといいました。 おかあさんがびっくりして、どうしてわかったのとききました。わたしはももちゃんが大すきだからわかったのといいました。
わたしたちかぞくは、おとうさんとおかあさんとわたしとももちゃんです。
いつもみているテレビにアクセルくんという、チンパンジーの子どもがでてきます。そのばんぐみのさいごで、三人の人がアクセルくんをよぶと、一ばん大すきな人のところにアクセルくんはいきます。
それをみて、おとうさんが、アクセルくんゲームをしようといいました。そこでももちゃんをアクセルくんにしました。おとうさん、おかあさん、わたしが、へやのすみにならびました。ももちゃんは、はんたいがわのへやのすみにすわりました。ちょっとももちゃんは、なさけなさそうなかおをして、こっちをみています。
わたしたち三人は、いっせいに、ももちゃんこっち、ももちゃんこっち、とさけびました。するとももちゃんは、おかあさんのむねにだきつきました。おかあさんは、おとうさんとわたしをみながら、ももちゃんにほおずりをしました。おとうさんとわたしは、すこしうらやましかったです。
そのとき、おとうさんがもう一かいしようといいました。わたしももう一かいしようといいました。おかあさんは、じゃあもう一かいだけねといいました。こんどはももちゃんも、わらいながらよばれるのをまっていました。
こんどはぜったいわたしのところにきてほしいので、大きなこえで、ももちゃんおいで、ももちゃんおいでとさけびました。おとうさんは、チョコレートをあげるといいました。わたしはおとうさんがずるいなとおもいました。おかあさんはももちゃん大すきよとよびました。
わたしは、ちょっとうらやましかったです。こんどはわたしもいってもらおうとおもいました。そのときももちゃんが、わたしとおかあさんのかおをみながらわらっています。わたしはこころのなかで、ももちゃんはやく、ももちゃんはやくきて、といいました。そうするとももちゃんは、わたしのほうへきてくれました。
ヤッター、ヤッター。わたしは、とてもうれしくて、ももちゃん大すきとさけびました。 わたしの一ばんのともだちは、ももちゃんです。これからはケンカをしても、わたしのほうから、ゴメンネももちゃんというようにしようとおもいました。
おとうさん、おかあさん、ももちゃんをいもうとにうんでくれて、ありがとう。大すきなももちゃん、まいにち、まいにちあそぼうね。
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