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 霊界探訪
 ケネス・リング 丹波哲郎・訳 三笠書房
 
 ごく近い将来に地球に大変動が起こる!

 次は、1967年に近死を体験したライニー・パーサローの話の要約である。当時、彼女は17歳にすぎなかった。

 
私が近死を体験している間に授かった「未来についてのビジョン」は、私たち人類が厳然たる事実を無視しているから世界に大変動が起こる、というものでした。人間は宇宙の法則を破っているから、その報いとして苦しむのだ、と教えられました。この苦しみは、怒れる神の復讐によるものではなくて、重力の法則を無視する高慢さゆえに味わわされる痛みなのだ、と教えられました。
 この苦しみは、世界の罪を清めるためやむを得ない教育手段として課せられるもので、法律、科学、宗教などの砦に愚かにも身を隠そうとする地球居住民のうえに這い上がってくるのだ、と言われました。人類は、傲慢、物質主義、人種的優越感などというガンに冒されている、とも言われました。人間の健全な精神が愚かな心へと堕落してゆき、ついて災難が神の御心にかなうものに変わってゆくのを私は見ました。
 この全面的な変転期が終結すると、人間は新しく生まれ変わり、宇宙の中で自分が占める場所について新しい分別を持つようになっていました。しかしながら、この誕生のプロセスは身を切るような苦痛を伴っていました。人々は皆、教育があっても鼻にかけなくなり、穏やかで、ついに神と一体になっていました。


 さて以上で私たちは、PV(Prophetic Vision 予言的ビジョン)のシナリオについて、おおよそのことを理解することができた。こんどは、その著しい特徴のいくつかについて詳細に観察することにしよう。
  (中略)


 
破壊的大異変から愛と平和に満ちた世界へ

 自然の大災害や核戦争に揺さぶられても、地球とそこに住む生命は生き残る。いや、実はそれ以上である――新時代が誕生する。それに先立つ破壊的異変は、人類を新しいタイプの人間に生まれ変わらせるために必要な浄化療法であった、と理解されるようになる。たとえて言えば、近死体験者が建設的な人格変容を遂げる前に、瀕死の苦しみに耐えなければならないのと同じで、全世界が人類愛を核心とし、より高く、より精神的な輝きを持ち、すべてを包み込む意識に目覚めるには、その前に“人類ぐるみの近死体験”を経験しなければならないのかもしれない。
 私が出会ったPV(Prophetic Vision 予言的ビジョン)体験者のほとんどすべてが、数年にわたる大災害や破壊のあとには、建設的な世界が生まれることを明言または示唆している。

 
異変はもう避けられない?

 PVを持っている近死体験者たちの、この点についての考え方は一致していて、異変の発生は避けられない、異変がもたらす効果を考慮に入れるならば、異変はむしろ望ましいし、必要でさえある、と言うのだ。
 しかしながら、いつ、どんな種類の異変が起こるかについてまで正確に決まっている、と言うものはほとんどいない。なかには、異変の内容は人類の行ないや神への心の開き方によってある程度決まっているのではないか、とはっきり言う者もいる。
 次に彼らの典型的な表現をいくつか引用しよう。
 「宿命ですから、避けられないと私は思います」」
 「むかしはチャンスがあったのですが、私たちはもう今では動きがとれなくなっています。もう引き返すチャンスはありません。私は、そう信じています」
 「異変の発生は避けられません。言うなれば、必要悪です。調和の世界に至るための進化の一道程なのです」
 「生き残る人たちがいるでしょうけれど、異変を避けることはできません」
 「皆が力を合わせて働き、争いをやめようとしなければ、人々は自分で自分を破滅させることになりましょう……お互いに仲良くし、お互いのことを思いやり、地球上の他の生命をいたわる、という教養を身につけなければ、地球は消滅するでしょう。近死状態にあった間にも、地球のために残された時間はそんなに多くはない、何か手を打たなくてはならない、と私は感じとっていました。ですから私は戻ってきたのです。『いまを逃せば、もうチャンスはない』と思ったからです……ことは急を要します。もう時間がそんなに残っていませんから」
 
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