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 死後の世界を突きとめた
量子力学
コンノケンイチ・著  徳間書店
 
 人は輪廻の束縛から脱して
 「悟りの世界」に入る


 聖書はともかく、量子力学と仏教の接点に戻ろう。
 仏教の根本的な思想は「輪廻」すなわち人の生まれ変わりで、どんな人間も輪廻という循環から脱出できないと説いている。そこでは車輪が回転するように、人は死ぬと、天人・人間・動物・地獄の生き物のいずれかに再生して、永遠に輪廻の転生を続けるという。
 輪廻から抜け出ていない状態では、地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天上の六道の間をぐるぐると輪廻する。六道では、人間の煩悩の根元は、怒り・貪欲・愚痴で、この三つに対応してくるのが地獄・餓鬼・畜生という。
 修羅は、人間の利己心が角突き合いする争いの世界である。その上に普通の人間の状態の人間界があり、最後には輪廻の世界では最上の天上界がある。しかし、天上界も永遠の世界ではなく、気ままや高ぶりによって地獄、餓鬼、畜生界に転生するという。
 六道の上に、この輪廻の世界を超えた悟りの世界、声聞・縁覚・菩薩・仏の四聖道があるという。以上を合わせて十界という。
 仏教の理想とするのは輪廻世界からの脱出で、それを「解脱」という。そこでやっと輪廻の束縛から脱して、「悟りの世界」に入ることができるのだと教えている。

 そして量子力学は世紀末にいたって「祈り」が単なる宗教上の儀式でなく、「現実を創造し、願望を実現する」ことを物理的に明確に証明したのである。
 科学として実証されたら、それを人生に活用しない手はない。
 みなさんは「奇跡のパワー」という言葉を聞かれたことがあろう。日本語にも元気、病気、気分、気質、気が合わない、などといいうように「気」という文字が頻繁に使われるが、このようにわれわれは無意識に「気のパワー(気力)」の存在を認めてきた。
 その代表が「気功」といわれるもので、中国では古くから正統医療として認められており、いまでは欧米の病院でも使われ始めてきている。
 ユリ・ゲラーに代表されるスプーン曲げも現代科学ではメカニズムが不明なので排斥されがちだが、何らかの気のパワーが存在することが実験でも報告されている。アメリカのスタンフォード研究所で1972年に5週間にわたって行なった実験で、その結果はイギリスの有名な科学雑誌「ネイチャー」に掲載されたが、科学的に説明不可能な現象が確かに起こっており、ゲラー効果は科学的研究の立派な対象たるものであると結論している。(『宇宙からの帰還』立花隆著、292ページ参照)
 『気のパワー』を悪用したものにブラック魔術に代表される呪術もあるが、人間の持つ思念パワーを現実へと顕在化させる意味では同じであろう。しかし、「人を呪わば穴二つ」と言われるように反作用も大なので絶対にやってはいけないといわれている。
 アメリカで医者に見せられたビデオに、プードゥー教の呪いをかけられた中年女性の体内から針が徐々に発生するというものがあった。レントゲン写真を見ると内臓を避けて小さな針が発生し、皮膚に近づくにつれて徐々に大きく成長し、それが皮膚から出てくるのを週に1回ずつ医者に抜いてもらうのだという。皮膚から抜き取った針には糸を通す穴まで有ったのには驚いた。こうした現象の前には、どんな名医もお手上げである。
 
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