日本沈没の掉尾を飾る
富士山の噴火
2020年05月17日(日) 
 
 
 
 
 世界支配層の「日本沈没」テロに欠かせないイベントが「富士山の噴火」です。
 3・11でも富士山の噴火を誘発しようとした形跡が見られますが、不発に終わりました。そのことが「日本沈没」を実現させられなかった原因の一つでもあります。
 ですから、次の「日本沈没」テロには、「複合(同時)災害」の一つとして再び「富士山の噴火」が含まれるとみておくべきでしょう。富士山の噴火がなくても、首都直下地震と南海トラフ巨大地震によってこの国が「沈没」するのは間違いないと思われますが、それでも、彼らは日本の象徴とも言える富士山が噴煙を空高くあげる姿を世界中に見せたいのです。
 それは「日本という国の息の根を止めたぞ」という雄叫びとも言えます。かつては「フジヤマ」は「ゲイシャ」と並んで日本を代表するイメージでした。そのフジヤマが爆発する姿こそ、日本沈没を象徴しているといえるからでしょう。
 本日掲載のイルミナティカードのように噴火する富士山の姿が空撮され、世界中に配信されることになるはずです。
 しかしねこのイルミナティカードの山は富士山とはあまり似ていませんね。ですから、これがなぜ富士山の噴火を表しているのか疑問に思われる方があるかもしれません。実は、イルミナティカードには必ずそのイベントの場所や時間を特定させる謎解きとなる絵が含まれているのです。
 この絵をそのままご覧いただいても、その謎がわかりにくいと思いますので、上下反転してみましょう。下の絵をご覧ください。
 
 
 
 
 
 最初からこの絵がイルミナティカードに描かれていたら、赤い部分は山ではなく噴火している炎に見えたはずです。
 白い雪をかぶった山の頂上部分から、勢いよく噴火している姿に見えませんか。
 その絵を反転し、赤い噴煙の形をとんがった山に見えるように偽装して実際のイルミナティカードができあがったのです。真っ赤な山を溶岩が流れているかのように偽装してありますが、山の姿にしては不自然です。これは炎とともに吹き上がる噴煙の姿と見るのが自然でしょう。
 富士山といえば、頂上に白い雪をかぶった単独峰ということで、この形をした雪山は世界ではほかには見られません。まして頂上に雪をかぶった活火山としては日本のフジヤマがもっともよく知られています。ということで、このイルミナティカードは、「富士山は爆発させるよ」という世界支配層からのメッセージと受け止めるべきでしょう。

 それでは、富士山噴火に関する最新情報を新聞記事から見ていきます。

■日経新聞 2020年4月23日(木) 社説(全文)

 富士山噴火に首都の備えを

 政府の中央防災会議の作業部会が、富士山が大規模噴火をした際の首都圏への影響を初めてシミュレーションし公表した。都市機能が数週間にわたってマヒする可能性を指摘している。最悪の事態を想定し被害を最小限にする策を練っておく必要がある。
 想定したのは、1707年に富士山で16日間続いた宝永噴火と同じ規模の噴火だ。風向きで被害状況は変わる。東京都新宿区で噴火後15日目までに火山灰が10センチ積もることもあると試算した。
 富士山噴火で首都圏住民の生命が脅かされるリスクは小さい。ただ、
微量の降灰でも鉄道や電気、物流といった社会インフラが甚大なダメージを受ける「都市型災害」になると警告する。
 まず懸念されるのが鉄道への影響だ。灰が少しでも線路に積もれば通電不良で運行できない。JRや私鉄、地下鉄が相互乗り入れしており、噴火後数時間のうちに鉄道網が広範囲で機能しなくなる。各社は混乱を抑えるため、噴火後すぐに運行をやめる判断も迫られる。企業は帰宅難民への対処を用意しておかなければならない。
 
東京湾沿岸にある火力発電所への対策も不可避だ。数センチの降灰で急激な発電量の低下のおそれが出る。2018年に北海道全域が停電したブラックアウトの再来をどう防ぐか。東京電力などは入念に対応策を考えておいてほしい。
 航空機の飛行制限や道路の大渋滞、大規模な通信障害も起きかねない。人や物、データの移動が一瞬で止まる。中央防災会議が中心となり、自治体やインフラ事業者、専門家を交え、早急に総合的な対策づくりを進めるべきだ。
 富士山はこの3500年の間に100回以上噴火を繰り返している。宝永噴火以降、300年間も静かだったのが珍しい。「いつとは言えないが、
いつ噴火してもおかしくない」と専門家はみる。
 新型コロナ禍でもわかるが、起きてからでは対応が後手に回る。噴火を想定した危機管理体制もいまから準備する必要がある。

■日経新聞 2020年4月24日(金) 「ニュースな科学」(抜粋)

● 噴火後2時間 首都圏マヒ

 富士山降灰で年封鎖状態も
 政府被害想定 緊急車両 3日間足止め


 富士山が江戸時代と同じような大噴火を起こすと、東京をはじめ首都圏の機能が長期間まひする危険がある――。政府の中央防災会議作業部会は3月末にそんな被害想定をまとめた。火山灰の影響で鉄道や道路などの交通、電気、水道といったインフラが停止。大地震以上の被害につながるかもしれないという指摘だ。

 0.5ミリで鉄道停止    `

 作業部会がまとめた報告書案では、鉄道の地上路線は微量の降灰でも運行を運行を停止すると指摘。火山灰が0・5ミリメートル積もるだけでレールの通電が不良になったり踏切が機能しなくなったりすると想定されている。
 ……
 交通以外のインフラも、
3ミリメートルの降灰で送電線のショートが発生し、各地で停電が起きる可能性が高い
 火山灰が数センチメートルになると火力発電所の発電能力が低下する。
東京湾岸に集中する火力発電書が影響を受けると、大規模停電が起きる危険もある

 偏西風で関東に

 富士山の噴火が心配されるのは、大量の火山灰がほぼ確実に首都圏に向かうからだ。日本上空には偏西風という強い西風が吹いていて、富士山が噴き出した火山灰は東へと流され首都圏に届く。
 ……
 特に西南西の風が続くと神奈川県から東京都心を中心に大量の火山灰が降ると予想される。
 作業部会のシミュレーションでは、宝永噴火と同じ15日程度と想定する噴火で最終的に積もる火山灰の量を横浜市で20センチメートル超、東京都新宿区で1センチメートル程度と予想している。
道路や建物から取り除いて廃棄しなければならない火山灰の総量は約4億9千万立方メートルで、東日本大震災の災害廃棄物の約10倍に達する

 次は、『巨大地震だ、津波だ、逃げろ!』(船瀬俊介・著/ヒカルランド)の内容を引用しておきます。富士山の噴火で何が起こるか、という点では新聞記事よりはリアルです。

■『巨大地震だ、津波だ、逃げろ!』(船瀬俊介・著/ヒカルランド)

 東日本大震災で火山が活発化

「富士山が近いうちに爆発する」
 こういえば、ほとんどの人は苦笑いするだろう。
 しかし、それはデマではない。火山学者の多くは「噴火は近い」と見ている。最大の理由は東日本大震災の影響だ。過去100年、M9地震が5か所発生し4か所で巨大噴火している。確率は8割だ。
 東北沖トラフが東に向けて約25メートルも動いた。だから東北地方も約5メートル太平洋側に移動。つまり、日本列島に横向きに引っ張る力が働いた。すると南北に走る「正活断層」に隙間ができる。動けば活断層地震、隙間をマグマが上昇すれば、噴火となる。
 3・11以降、地震が多発し、火山活動が活発になっている。これは列島が横に引っ張られている、というシンプルな理由で起こっている。
 だから巨大地震と巨大噴火は連動する。火山学者は過去100年で起きた4回のM9級地震に巨大噴火が連動していることに注目している。
 日本最大の巨大活火山、それが富士山だ。
 やはり3・11で地盤が東西に引っ張られることで、マグマ溜まりが圧迫されている。上下に亀裂が入りマグマは上昇しやすくなっている。噴火を示す予兆も多く観察されている。

 直下の活断層で「山体崩壊」

 さらに富士噴火を加速する証拠がある。
 直下に活断層が発見されたのだ。見つけたのは東大地震研究所など文科省研究チーム。2009年からの地下構造調査で判明した。活断層は富士山直下を斜めに横切っている。深さは最大12キロ。長さは30キロにたっする。
「活断層だと、最大マグニチュード(M)7クラスの大地震が発生する」と研究チームは見ている。さらに「『山体崩壊』が起きる危険性もある」という。これは大規模な山崩れで、文字どおり富士山が崩壊する。名峰の形が一変する可能性すらある。東日本大震災から4日後、富士山頂の南約4キロの直下でM6・4の地震が発生している。静岡県は「震度6強」を観測。さらに、富士山周辺では強い地震が相次いでいる。気象庁は「その後、地震活動は低下し、噴火の兆候は認められない」としている。
 しかし、かつて富士山は巨大地震直後には大爆発している。
 1707年、宝永地震の49日後に大噴火した。以来、富士は300年間、沈黙している。
 噴火で「山体崩壊」が起きると周辺は壊滅的な被害を受ける。2900年前に起きた大崩壊では東側が大量の土砂で埋めつくされ現在の山容が形成された。

 溶岩流は日本の大動脈を寸断

 噴火にも色々なパターンがある。
 大爆発で噴煙、火山弾などを噴出する。これは突発的に起こり周辺被害も大きい。火砕流の発生も犠牲者を多数出す。雲仙普賢岳の悲劇はまだ記憶に生々しい。爆発せず大量の溶岩が流れ出す噴火もある。三宅島で起こった噴火がこれだ。溶岩流は比較的ゆっくりとしている。避難にはゆとりがあるだろう。しかし、食い止めることは不可能だ。溶岩流は山麓の森林や市街を呑み込み、焼き尽くし、最後は海にたっする。つまり、東海道新幹線や東名高速など太平洋ベルトが寸断される。経済的打撃は想像を絶する。
 首都圏への影響は、大量火山灰の飛来だ。宝永大噴火(1707年)でも江戸は火山灰で覆われた。このミクロの灰は、思わぬ悪さをする。火力発電所のタービンなどに入り込み故障させる。富士山噴火がエネルギー危機を招きかねない。また、鉱物質の火山灰は吸い込むとけい肺などの呼吸器疾患の原因となる。目に入ると角膜を損傷する。
 近隣自治体も噴火に備えた訓練を開始。危機は目前なのだ。


 特に解説をする必要のない内容でしょう。

 次回からは「日本沈没」テロの3つの時限爆弾が爆発したあと、日本はどんな状態になるのか、ということについて具体的に検証していきたいと思います。
 それを受けて、では個人としてはどのような対策をとればよいのか、ということについて考えていきます。もうしばらくつらい内容が続きますが、おつきあいください。
 
 
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