フツーの人が書いた黙示録 
混迷編

もはや現代文明の破局は避けられません


 
素晴らしい時代到来の予感

 いま、人類始まって以来の
 素晴らしい時代の到来が予感されています。
 しかし、そのまえに
 大きな困難が待ちかまえているらしく……。

 私たちにできること――
 それは、気づくことです。
 世の中を動かしている力、メカニズムに
 気づくことは
 とても大切なことなのです。

 そして、つぎには
 その気づきを周りに伝え、広げることです。
 いつの日か、その気づきの輪は
 大きく大きく広がって
 この世界を変える力を生み出します。
 そのとき、私たち自身が
 この世界と一緒に進化するのです。

 気づくこと――
 それは、単に知識を得ることではありません
 閉じている心の扉を開けることです。
 そのためには、いままでに詰め込んできた
 思い込みという雑多な知識を
 一度外に出してしまうことが必要です。

 必要なこと、必要な知識は
 それほどたくさんはありません。
 本当に必要な知識を受け入れたとき
 本当の世界が見えてきます。
 新しい世界が見えてきます。
 あなたに
 一度自分の考えを否定してみるという
 ほんの少しの勇気さえあれば‥‥。

 すでに破局への扉は開いている  [TOP]

 世界の人口爆発と異常気候による食糧不足、その食糧を巡っての国と国、人と人との争いはもはや避けることはできないと思われますが、予言にもそのことは述べられています。
 食糧自給率が先進国の中では最低水準の我が国の場合、事態はさらに深刻です。それに地震や洪水などの天災が加わり、治安が乱れ、政治はますます混乱する、といった最悪の事態も想定しておく必要があるでしょう。
 中国で、大量に発生したネズミが集団自殺行動をしたように、異常繁殖した人類も集団自殺の道を歩むのでしょうか。今、人類はなだれをうって断崖へと突っ走っているようにも見えます。あるいは、陰の世界政府とよばれる見えない力が、意図的に人類の大量削減を実行に移しているのも確かでしょう。アフリカやアジアの低開発国における内乱や、エイズをはじめとする奇病の発生と蔓延は、彼らによって仕組まれたものだと見られています。
 また、中国やインドのような10億を超える人口を抱える国が先進国化を目指していることで、急激に増加しつつあるモノの需要が引き起こす地球環境破壊を押しとどめることは不可能です。破壊のスピードが速すぎて、完全に破局の扉を開けてしまっているのです。

 マスコミが人類の意識を誘導している  [TOP]

 古くなった家を建て直すためには、まず今住んでいる古い家を壊さなければいけません。壊し方はいろいろあるでしょうし、壊す時期も多少の変更はできるかもしれません。しかし、例えば雨の多い梅雨の季節に入るまでに建て替えを完了しなくてはならないというように、最終的な期限は決められています。工事期間を多少は縮めることができたとしても、竣工期限は決まっているのです。工事着工が遅れれば遅れるほど、激しい壊し方をしなくてはならなくなります。
 「古くなった家」とは、今の地球であり、今の人類の想念(集合的無意識)のことです。人類の集合的無意識が地球と密接につながっており、相互に影響し合っているからです。人類の意識の乱れが地球の破壊を速めています。その集合的無意識にもっとも大きな影響を与えているのはマスコミ(映像、活字、音声)です。今日では人類の意識はマスコミの力によって簡単に誘導されるようになっています。そのマスコミはお金の力で容易に操ることができるのです。

 未来のシナリオは確定しているのか  [TOP]

 人類にいろいろな形で示されている予言は、偉大なる神が準備した「人類のための未来のシナリオ」なのでしょうか。もしそうだとすれば、神は何の目的で未来の姿を人類に示すのでしょう。もし、未来が確定していて変えようがないものであるならば、人類にそれを伝えても意味がないはずです。まして、その未来が人類にとって悲惨な状態になるのであれば、それを知らされた人類は向上欲を失い、生きる希望を失ってしまうでしょう。
 逆に、人類のなんらかの努力によって未来が変わるのであれば、その努力すべき内容を具体的に示す必要があると思うのです。と同時に、努力次第で未来がどのように変わるのかを示す必要があります。
 予言の目的が人類に努力を促すものであるならば、最低2つ以上のシナリオを見せる必要があるということです。そのことによって、人類はよりよい未来のために現在を正しく生きることになります。ただ、これは親が子供に「勉強したらお小遣いをあげる」というのとあまり変わりがないのです。人類は「よりよき未来」というお小遣いにつられて、または「悲惨な未来」というお仕置きを恐れて、現在の生き方を正すのであって、そこに学びや主体性はありません。はたして、これが人類に進化をうながすという神の意図したことでしょうか。

 個人の努力で未来は変わる?  [TOP]

 インドには、五千年前に個人の運命をアガスティアの葉っぱに書いた予言が残されているという人が現れました。それによりますと、その予言を見にくる人物も既に五千年前からわかっていて、その人物の五千年間の生まれ変わりの内容はもちろん、現在の個人的な属性から未来の姿に至るまで書かれているといいます。(『アガスティアの葉』青山圭秀著・三五館)
 この説が正しければ、われわれの運命は、少なくとも五千年間は決まってしまっているということになります。そして、個人の運命が決まっているということは、個人を取り巻く環境も決まっているということですから、世界はある決められたシナリオに沿って進んでいるということが言えるでしょう。
 つまり、私たちの人生は既にできあがったドラマをビデオで見ているようなものだということです。私たちが自分で決断し、選び取ってきたと思っている現在の人生は、ある大きな運命のレールの上で、既にそう進むことが確定されていたと考えるしかないということになります。
 いつ、どこに生まれ、親は誰と誰で、将来誰と結婚し、子供を何人設け、死ぬのはいつか。そんなことが全て決まっていて、しかも、自分の未来の姿が覗けるとしたら、生きる意味とはいったい何なのでしょう?
 未来の姿がわかって、その運命を変えるためにさまざまな努力をしても、人の運命は変えることができないものなのでしょうか?
 その後、この『アガスティアの葉』の内容はでたらめであるという本が出されました(『アガスティアの葉の秘密』パンタ笛吹・真弓香・共著/たま出版)。まだ真贋は判断できませんが、私はためらうことなくパンタ氏の本に軍配を上げます。「青山さん、ノンフィクションにウソを混ぜてはいけません」と言いたい気分です。

 人は予言に明るい未来を期待している  [TOP]

 一時期の予言ブームは去りましたが、占いをはじめ未来の出来事を知りたいという人は後を絶ちません。いったい人は何のために未来を知ろうとするのでしょうか。自分や自分の愛しい存在の未来についての期待と不安があるから知りたいのでしょう。予言の根強い人気はそこにあります。
 なかには、自分のことより、第三者の位置からゲーム感覚で予言を楽しむ人がいるかもしれません。しかし、予言の内容が自分に関係して来た段階で、必然的に当事者の位置に引き下ろされてしまいます。予言や占いは、自分の幸せを保証してくれる明るい内容であることが期待されているのです。それが逆の場合、人は突然不幸のどん底に落とされ、場合によっては占いや予言のほうが間違っていると考えます。あるいは何らかの努力によってそれが外れることを期待するようになるでしょう。
 いま、人類の未来を予言する内容は必ずしも明るいものとは言えません。これまで人類が一度も経験したこともないようなカタストロフィーに見舞われるという内容なのです。

 予言の世界も玉石混淆  [TOP]

 予言者には、未来はどういう形で見えるのでしょうか。聖書予言では、未来の映像は抽象的な形で見えています。それはまるで夢のようです。ヨハネの黙示録などは、解釈の仕方は何通りもあると言われ、また、起こる時期も確定できません。地名も「ゴグ」や「マゴグ」など、予言が実現するときの地名とは違っています。起こることも「馬で攻めてくる」などとなっており、予言当時の状態をそのまま表しているのです。
 ところが、ノストラダムスとなると、未来に登場する「ヒトラー」の名前までわかっていたということになっています。そのくせ、「アンゴルモア」など、予言解読を試みる者が全く歯が立たないような言葉も出てきます。一方、陰の世界政府やフリーメーソンなどのことは、それとわかる形では出て来ません。
 出口王仁三郎の予言の中には、未来の姿を見ていたとしか思えないものが数多くあり、日月神示と並んで最も信頼がおける予言であると思われます。

 日本も陰の世界政府の管理下にある [TOP]

 現文明(物質文明)の象徴であるアメリカ社会は、間もなく崩壊するでしょう。既にその前兆を示しています。アメリカはイルミナティが支配する国です。フリーメーソン、300人委員会、外交問題評議会(FRB)、日米欧三極委員会、ロックフェラーなどは下部組織、もしくは隠れみのです。
 日本も陰の世界政府による完全なコントロール下に入っていると見られます。アメリカに続いて、あるいはそれに先だって、日本の社会は完全な監視社会になっていくと思われます。すでにその兆候はいろんな局面で現れています。政治、教育、経済、歴史認識、食糧、医療、宗教など、あらゆる分野が見えない力のコントロールを受けています。特徴的な出来事を拾ってみますと――

@マスコミによる相次ぐ政治スキャンダルの報道により、国民の政治不信が極限に達しつつあります。国民そのものが政治を自分たちの力で変えられるとは思わなくなってきています。マスコミにより政治のショー化が行なわれているのです。

A経済は、バブル化とその崩壊という過程を通じて完全に崩壊させられ、国内の主要企業の大半は外国資本に乗っ取られてしまっています。

B教育は、アメリカによる戦後の教育改革で完全に破壊されました。

Cマスコミは、自分の頭で考えない国民を大量生産しています。マスコミが恣意的に作り上げた考えが世論となり、多くの人を洗脳するメカニズムができあがっています。そのため、多くの国民は自分の頭で考えるのでなく、他人の考えを自分の考えと思ってしまうようになりました。結果として、人々の洞察力や分析力を失わせ、単なる物知りの解説者だけを増やしています。

 マスコミ人は秘密諜報組織に狙われる  [TOP]

 そのマスコミの要人も狙い撃ちにされてきました。マスコミの中枢にいる人たちは、金や女などの誘惑を仕掛けられ、脅されて、真実を報道できない体質になっています。だいぶ古い話になりますが、当時のNHKの解説委員が、「モサドが一番すごいです。私たちの行動を全部つかんでいます。そして、パーティーの席などで会ったときに、そのことをさりげなく言うのです。そういうことを経験すると、イスラエルを批判するようなことは言えなくなります」。見るからに誠実で温厚そうな初老の解説委員の口から、落合信彦の専門分野と思われるようなイスラエルの秘密諜報組織・モサドという言葉を、日常会話の中で聞くとは思いませんでした。
 また、その解説委員は、「私の友人がA新聞の論説委員をやっていますが、彼の話ではA新聞の論説委員の8割以上は汚染されているそうです。つまり、外国の秘密諜報組織に買収されているらしいです」とも言ってました。「その手口は金か女です」という言葉が印象に残っています。
 もちろん、世論操作のためにマスコミの要人を狙う手口は秘密諜報組織の常套手段です。世界最大・最強の秘密諜報組織であるアメリカのCIAは言うまでもなく、世界で最も独裁的な国と目されている中国や北朝鮮の諜報部員も、さまざまな形でマスコミ関係者や政府関係者、および有力政治家にアプローチを試みているとみるべきでしょう。先進国で唯一、スパイを取り締まる法律を持たない(持ちたくてもマスコミの反対で持てないのです。ここにもスパイの働きかけがあると思われます)ノー天気な我が国が、世界各国から「スパイ天国」と嘲笑されるゆえんです。

 新しい地球に住むのは進化した新人類  [TOP]

 地球が崩壊するように見えるのは岩戸開き現象ということができます。地球と私たち人類の脱皮(進化、孵化)の時なのです。チャンスなのです。私たちが今の地球上での学びを終えて上級学校に行くための卒業試験のときなのです。当然、卒業試験ですからふるいにかけられます。卒業できない人はいるわけです。ただし、どの道を選ぶかは自分できめられると言います。死後の世界(霊界)でもそうですが、結局は自分の波長に合った道を選ぶのです。地獄を選ぶ人は、そこがもっとも自分に合うから選ぶわけです。同じように、この終末も、自ら進路を選択することになります。
 地球も生命体です。生まれ変わって、新しい地球に変わります。その新しい地球に住むのは、進化して同じ波長を持つようになった新人類です。

 日本人は深刻な食糧危機に遭遇する  [TOP]

 新時代への胎動はすでに始まっています。では、私たちの国・日本は今後どうなるのでしょうか。いま政治は信頼を失って混乱が始まっていますが、今後ますますひどい状態になって、全く国民の信頼を得られなくなるところまで行くでしょう。それと並行して、やがて経済は大不況から恐慌に突入します。
 ガンなどの生活習慣病、奇病で突然死する人が増えてきました。地震や富士山の噴火などの天変地異に見舞われる可能性も高くなっています。食糧不足が深刻になり、パニックが起きるでしょう。武装難民に襲われる可能性もあります。そうなれば国の中枢はマヒしてしまうでしょう。これらの状況が複合的に発生します。おそろしく低い食糧自給率でありながら飽食に慣らされた日本国民は、食べるものが十分に手に入らない事態に遭遇します。そのとき、人は自分たちがやってきたことの過ちに気づかされるのです。

 アメリカを影から操作する巨大な力  [TOP]

 ケネディ大統領はなぜ殺されたのでしょうか。アメリカ政府は一連の捜査を終えましたが、その内容を2039年まで発表しないと決めました。なぜ発表しないのか、できないのか。大変不可解です。また、なぜ2039年なのかも理解できません。その決定に、アメリカ国民は異議を唱えることができないのです。自分たちが選んだ大統領が、白昼堂々、多くの国民の目の前で殺されたというのに、その真犯人が誰であるか、犯行の動機は何かなど、捜査内容を全く知らされないままに、封印されてしまったのです。世界最強の国の政府をそこまで拘束する大きな力が働いていることにも戦慄を覚えます。
 一説によりますと、大統領はファティマの予言を知っていたとも言われています。それで、アポロ計画で月にある宇宙人の基地を調べるのが目的だったというのです。それが、暗殺によって逆利用された。つまり、月には何もないということになったわけです。
 今を時めく大統領を白昼堂々と暗殺し、犯人をオズワルドに仕立て、そのオズワルドを取り調べもさせないまま暗殺し、その暗殺犯人さえも殺し、最終的にはフルシチョフをも失脚させた勢力のことを、俗に「陰の世界政府」といいます。普通の日本人には理解できないことでしょうが、このことを見ても、陰の世界政府の力がいかにすごいものかがわかります。
 さらにその後、大韓航空機がソ連によって警告もなく撃墜されました。その飛行機にはアメリカ上院議員のマクドナルド氏が乗っていたのです。氏は陰の世界政府を構成すると見られるアメリカのロックフェラー一族を徹底的に批判していた人物でした。同じ飛行機に乗る予定だったニクソン元大統領は、何者かによって乗るのをやめるように言われ、一命を取り留めたという噂もあります。この大韓航空機事件も真相は何一つ明らかにされていません。冷戦下の二つの超大国を裏から操作できる勢力の力がいかに大きいかを示す出来事です。

 現文明の破局は避けられない  [TOP]

 地球環境破壊、食糧危機、エネルギー資源の枯渇、人口爆発などなど、人類がかかえる問題はとてつもなく複雑で深刻です。化石燃料に代わるフリーエネルギーの開発が進んでいるといわれますが、エネルギー問題さえ解決すればどうにかなるものではありません。そういう超楽観的な考え方をする人(船井幸雄氏、深野一幸氏など)がいるのは確かです。
 しかし、例えばクリーンな宇宙エネルギーが発見され、実用化されて、今自動車を動かしているガソリンが不要になり、車をつくる工場が石油エネルギーを必要としなくなっても、この増え続ける自動車が引き起こしている社会的問題のほとんどは解決しません。さらに深刻なエネルギー問題として、原子力発電によって生み出されつつある放射能廃棄物の、安全な処理のメドが全く立っていないのです。
 問題なのは人の想念(心の持ち方)なのであって、物質世界を規定している人類一人ひとりがその心のもち方を改めない限り、憂うべき状態は続き、そしてカタストロフィーは避けられないのです。
 個人のカタストロフィーは病気や災難。地球のカタストロフィーは、地軸の移動などによる大天変地異でしょう。ひところは彗星の衝突がその引き金になるといわれていましたし、さまざまな予言にもそのような記述がありますが、最近では地球のフォトン・ベルトへの突入が引き金になるという説も有力になっています。あるいはその二つが同時に起こるのかもしれません。いずれにしても、地球の次元アップのためのカタストロフィーは避けられないということのようです。

(つづく)
 
 [TOP]