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 ユダヤ問題入門
太田龍・著  泰流社
 
 
 人類の貪欲をかきたて、地球を壊滅に導くユダヤ文明

 いま、この地上で唯一つ、普遍的に行なわれている文明はユダヤ文明です。
 ユダヤ文明の力はどこにあるのかといえば、それは人間の貪欲(人間性のもっとも低劣で、危険な側面)をかき立てる方法を知っていることなのです。
 ダイナマイトで財をなしたノーベルはユダヤ人ですが、ノーベル財団が与えるノーベル賞によって、世界中の科学者を思いのままにコントロールしています。
 ですから、科学や科学者を責めても始まりません。
 20世紀の90年間の、ノーベル賞受賞者の、ざっと三分の一がユダヤ人と言われていますが、のこりの三分の二も、すべてユダヤの指図どおりに動く人工ユダヤ人以外の何者でもありません。
 ユダヤの究極目標に役立つ科学研究のみが奨励され、それに反する科学を葬り去るしくみが出来上がっているのです。
 原子爆弾を計画し、製作したのは、ユダヤ人の科学者たちでした。爆弾はユダヤの世界征服に役立つ武器であったので、ユダヤの地下政府は、アメリカに(そしてのちには、ユダヤのもう一つの陣営であるソ連に)それをつくらせたのです。
 麻薬性の植物から、科学者たちが純粋の人工麻薬物質を抽出したのは19世紀の初めですが、ユダヤはこの麻薬物質を、ゴイム(非ユダヤ人)大衆の家畜化の武器として使い、莫大な資産をつくりました。
 ユダヤが「誇大商業広告」と結びついた扇情的商業ジャーナリズムを発明したのが、やはり19世紀前半のことです。
 「このままでは間もなく人類は地球を食いつぶして滅亡する」と、多くの科学者、識者は警告していますが、自然にこうなっているわけではないのです。現在地球を蔽っているユダヤ文明が、人類を自滅に導いているのです。
 日本列島も、明治以降このユダヤ文明の毒に犯され、一度は大東亜戦争でこの敵に立ち向かったものの、いまでは模範的なユダヤ文明の優等生に「出世」しました。
 いま、日本人の倫理は、自分自身の無限に肥大する欲望の肯定ということ以外には何もありません。この心理状態を、かつて仏教では「餓鬼」とよび、地獄にまっしぐらに転落すると教えたのですが……。限りもなく「幸福」の充足を追求して、かえって人類が自業自得の苦しみの中で死に絶えてゆく日が近いのです。

 
ユダヤの解答──ゴイム(非ユダヤ人)が家畜の群れとして飼育されること

 ユダヤ地下政府が手をこまねいて人類自滅を待っていることもあり得ないでしょう。彼らは「解答」を用意しています。その答えは、すべてのゴイム(非ユダヤ人)をユダヤの家畜として完璧に飼育することです。
 万一、彼らのこの計画が実現されるようなことがあれば、ユダヤ地下政府は、「過剰なゴイム人口」を、過剰な家畜を殺処分するように処理するでしょう。また、ゴイムの過剰な消費も、ごくビジネスライクに処理するでしょう。たしかに、これも一つの解決法です。
 しかし、この「解答」が実施されるためには一つの条件が必要とされます。その条件とは、すべてのゴイム(非ユダヤ人)の、ユダヤに対する反抗、抵抗の気持ちを根こそぎなくしてしまうことです。
 さらにすすんで、自発的にユダヤを崇拝し、ユダヤの前にひざまずき、喜んですべてを投げ出す気持ちにさせることです。
 「シオン長老の議定書」にはそのことが明記してあります。
 ユダヤ民族が神であり、ゴイム(非ユダヤ人)はその家畜となる──これが彼らの究極の解答です。彼らの布石は、すべてこのことのためになされています。
 野生動物を家畜として飼育するためには、食と生殖を管理し、彼らの社会関係をバラバラに解体しなければなりません。それと同じく、人間を家畜とするためには、食と生殖を管理し、家族と民族のきずなを切断すればよいのです。
 カンボジアを一時地獄の恐怖に陥れたポルポト共産政権は、自国の人民を家畜のように集め、家畜のように殺戮しました。ポルポトと並んで、自国の国民を家畜のように飼育しているのが、金日成・金正日の北朝鮮政権です。
 カンボジアと北朝鮮は、ユダヤによる将来の世界独裁国家のための貴重な実験例となるはずです。沼正三という作家は、すでに「家畜人ヤプー」というSF小説で、ユダヤが実現しようとしている「世界人間牧場」を描きました。
 このSF未来小説によると、遺伝子操作によってつくられた家畜人ヤプーは、支配者である白人貴族を神のごとく崇め、貴族に奉仕献身することに無情の喜びを感ずるのだそうです。
 人類を、超人貴族と家畜人に分裂させてしまう──これがユダヤの究極目的なのです。

 
ユダヤの王、ロスチャイルド財閥──その秘められた対日謀略は…?

 ロスチャイルド。ドイツ語読みでは、ロート・シルト(赤い楯)。
 18世紀後半、ドイツのフランクフルトに発祥して、またたく間にヨーロッパを支配したユダヤの財閥の名前です。
 ロスチャイルド家の全盛時代は19世紀半ばごろのことで、その後、新興企業、財閥に押されて、いまでは見る影もなく没落した──などと書く「経済学者」もいますが、こんな与太話はいただけない。ロスチャイルド家は、事実上ユダヤ地下政府の中核体なのです。
 その資産は、いかなる国家、政府もコントロールできない。アメリカの二大財閥、ロックフェラーとモルガンも、事実上ロスチャイルドの傘下にあると言われています。つまり、日本を除く欧米のすべての多国籍企業がロスチャイルド家とつながり、その指揮下に置かれているのです。
 エネルギー(石油・ガス・ウラン)も、食糧(穀物メジャー商社と食品加工業)も、情報(マスコミ、電信電話、コンピューター)も、そして武器製造も、バイオテクノロジーも、化学も、貴金属と宝石、そして最後に金融、銀行も、ほぼ完全にロスチャイルド財閥の統制下にあります。
 まだロスチャイルド(ユダヤ地下政府)のものになり切っていない唯一の地域が日本であり、東アジアなのです。
 ユダヤ(ロスチャイルド)は日本列島乗っ取りに綿密な布石を打っています。彼らの対日作戦の究極目標は、ユダヤ地下政府のもとに日本の国家主権を吸収することでしょう。そしてそのあとは、若い男はシベリアへ、女はアフリカへ、という風に、日本民族を日本列島から追放し、そのあとに、ユダヤ人、および人工ユダヤ人になりきったゴイムが住むことになるのです。
 なぜここまでしなければならないか、というと、それは、彼らが日本民族を、最後に残ったユダヤの強敵と見ているからです。いや、日本民族というよりは、日本列島の「地霊」を恐れている、というべきかも知れません。
 彼らは、日本列島の生態系を粉々に打ち砕き、壊滅させて、ユダヤにとって脅威となる、そこに宿る「地霊」を跡形もなく消滅させたいのです。

 ★なわ・ふみひとのコメント★
 
ユダヤ問題研究の第一人者であった太田龍氏も、晩年は、ユダヤに手なずけられたジョン・コールマン博士やデービッド・アイクの影響を受けて、世界支配層の黒幕を「イルミナティ」「300人委員会」、あるいは「レプティリアン(爬虫類人)」といった得体の知れない存在としてとらえるようになってしまいました。この本を執筆された頃の分析のほうが遙かに正鵠を得ている気がします。
 
 
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