人類救済のシナリオ
地球人類にかかわる「グレイ」は大きく2つに分けられるということだ。旧約のゴッド=「闇の勢力グレイ」、新約のゴッド=「光の勢力グレイ」である。
「闇の勢力グレイ」は「龍」すなわち「陰の世界政府」と深い関係がある。具体的な方法はわからないが、最終戦争は「闇の勢力グレイ」が何らかのかたちで関与してくることは想像に難くない。
一方、「光の勢力グレイ」が最後になって、人類の救済に乗り出してくることが、新約聖書を読めばわかる。こうした観点で聖書全体(旧約・新約)を読むと、宇宙的スケールでの「光と闇の葛藤」の構図が見えてくる。
いま人類は「闇の勢力」の完全な支配下にあるが、ファティマに出現した「光の勢力」が最後に勝利を納めることは、聖書に数多く予言されている。
新約では、終末の時には「光の勢力」による次の出来事が起きると述べられている。
あなたがたに奥義を告げよう。私たちすべては、眠り続けるのではない。終わりのラッパの響きとともに、またたく間に、一瞬にして変えられる。(コリント人への手紙T−15章51節)
どのように変わるのか? 「コリント人への手紙」には次の言葉が続く。
というのは、ラッパが響いて、死人が朽ちないものによみがえらされ、私たちは変えられるのである。なぜなら、朽ちるものは必ず朽ちないものを着、死ぬものが必ず死なないものを着ることになるからである。朽ちるものが朽ちないものを着、死ぬものが死なないものを着るとき、聖書に書いてある言葉が成就するのである。
死者はよみがえり、人類は突然変異する! 新約聖書によれば、人間は最終戦争という大試練を経たのち、突然変異によって「不老不死」を獲得し、神の座に近づくことになる。「そこでは子供でもヨハネ(聖書に登場する最大の超能力者・預言者)より大きいし、思うだけで山を動かすこともできる」という言葉もある。
こうなると人類の未来も捨てたものではないが、その前に大変な試練がやってくる。地球規模の核戦争や大災害などである。人生の試練と同じく、人類も環境の大激変という試練に耐えてこそ、宇宙超意識体としてレベルアップされるのだろう。
ルカによる福音書には、「終わりの日に人類の救出が行なわれるから、取り残されないように注意せよ」という意味の部分もある。
ユングも「人は深いところで何ものかに依存しており、何ものかに導かれることを決して忘れてはならない」と言っているように、聖書の「終末」は人類滅亡ではなく、次段階の進化レベルへのジャンプなのである。これが新約聖書の目的である「神の奥義」で、それが遂行されることが聖書の言葉の「成就」となるのである。
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