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 水瓶座時代の海へ
彩明日迦・著  たま出版
 
 
 現在、地球の波動レベル(エネルギー・レベル)が上昇しているために、宇宙意識に覚醒していく人々が世界中いたるところに数多く現れてきている。地球全体の急速なエネルギー・シフトによって――地球生命の意識そのものの覚醒によって――人の本来的に備わっている、より高次のエネルギーが活性化されているのだ。

 準備(理解)のできた人から順番に――個々人によって覚醒の遅速があるためだろう――第四波動レベル・水瓶座の時代へ移行するようなのだ。
 が、これは誰かが権限で優先順位を決めるというのではない。それを決めるのは僕たち自身であり、あなた自身である。

 遅かれ早かれ、いずれにしても最終的には全員が水瓶座の時代に移行するわけだが、あまりにも自我レベルに固執する人々――固い波動の人々――は、それまでに自己崩壊してしまうようである。(このことは今まさに進行中である)
 マリリン・ファーガソンの基本的な主張=「協議ないたくらみ」とは、「心の変革をなしとげた個人があちこちに生まれ、互いに知り合うことがなくとも目に見えない連帯となって拡がり、やがて世界全体を変革していく。新しい規範が登場し、若い人たちが、その意味を認めはじめる。そしてその数がある一定の数を超えてくると、大規模に規範が移りはじめる。新しい見方を受け入れる人々が増え、それが社会のコンセンサスになる」という直感的洞察である。
 この偉大な変革を生み出すのは、革命的政党や暴力的なラディカル運動ではないし、著名な宗教家や大企業のトップたちでもない。新しい時代の胎動と現状の矛盾や虚偽に気づいた多数の人々――「透明の知性」を持った人たちによる協議なき「たくらみ」による。

 
本当のレヴォリューションは、僕たちの心の中からはじまる。僕たちが自分自身の力――僕たちに本来備わっている“力”の大きさに気づくところからはじまる。

 僕たち一人ひとりの中には、深遠な“気づき”と無限の可能性が自ら備わっているのだ。
 パラダイムの変化――“気づき”は突然訪れる。
 僕たちは今世紀に入ってから、DNAの姿をとらえたことによって、また宇宙空間から地球を見たことによって、極微から極大までの宇宙の一貫性というものの全体像をわずかながら理解しはじめた。
 加えて昨今の“コミュニケーション革命”の目覚ましい成果は、地球意識を確実に人類にもたらしている。
 そのような意識の具体的な現れなのだろう。
 
今日、地位も名誉も財産も、人が一生をかけて追い求めるものではないという理解と認識に至った人々が増えはじめている。それらに対する幻想が消え去りつつあるのだ。
 
 
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