フツーの人が書いた黙示録 肉食編 E 魂の進化の視点から見た問題点 |
2004年2月に出版した『2012年の黙示録』の中で、私は「波動の法則を理解することが、終末の生き方を考える上でとても大切である」と述べています。そして、食の問題も私たちの波動を形成する重要な要素になっていることから、日月神示の解説などを通じて、「肉食をやめ、穀物菜食中心にすべきである」という考え方を述べています。それは、健康上の理由ではなく、霊性を高める(身魂の波動を高める)ためということです。
そのイントロの部分にもう一度お目通しください。 |
『2012年の黙示録』 なわ・ふみひと・著 たま出版 |
「波動の法則」が人生を左右する 波動の法則の一つとして「類は友を呼ぶ」という大法則があります。広義にはこれは共鳴の法則とみることもできます。「同じような振動数(周波数)のものは引き寄せ合う」ということです。 また、物理学の作用・反作用の法則としても理解できます。つまり、波動には「発信したものと同じものが返ってくる」という性質があるのです。我が国には「笑う門には福来る」「泣き面に蜂」といった諺がありますが、これらはその大法則をうまく表現しています。 いつも笑っている人には、ますます笑うような嬉しい出来事が起こり、泣き面をしているとますます泣きたくなるような出来事が降りかかってくるという意味です。最近では「プラス思考」「マイナス思考」という言葉を使ってこの法則を解説している書籍がたくさん出されていますから、ご存じの方も多いと思います。 ここでまた仏教の話になりますが、仏教でも「身・口・意(しん・く・い)をコントロールすることが大切である」と説いているのです。「身」とは体、すなわち私たちの行動(行為)です。いつも病人のように弱々しく振る舞っている人はますます病気に好かれ、社長が事業の不振を嘆いて肩を落としていると、ますます業績が悪くなる、といった内容です。 次の「口」は言葉です。どんな言葉を使うかで、自分の周りに起こることに影響が出るということを仏教は教えているのです。波動の法則によってその意味が理解しやすくなりました。「自分にはできない」「自分はだめな人間だ」などという言葉を常に発していると、ますますそのような自分になっていくということです。また、他人の悪口を言っても、その言葉は自分が聞いていますので、自分自身がそのような波長となり、悪い状態を作り出してしまうことになります。このように、言葉の使い方は大変難しいものがありますので、項を変えて詳しく説明したいと思います。 最後が「意」すなわち意識(想念、思考)です。言葉以上にコントロールしにくいのが意識、つまり心の動きなのです。「心はコロコロ変わるからこころという名がついた」とまでいわれるほど、人の心は定まりません。 死ぬほど好きだと思っていた恋人に裏切られて、逆に鬼のような憎む心になってしまったという話もよく聞きます。そして、言葉と同じように、私たちの心の波動は私たち自身に影響を与えるのです。 「人を呪わば穴二つ」という諺がありますが、この「穴」というのは人を埋葬する穴、つまり棺桶のことです。殺したいほど憎い人のわら人形を作って、丑三つ時に呪いをかけるという風習がありますが、そのことによって呪われた相手が死んだとしても、発信された呪いは発信者にも同じ影響を与えますので、自分も死んでしまうということです。つまり、棺桶が二つ必要になるわけです。 このように、私たちの普段の心をどのように調律するかは非常に大切なことなのです。終末現象のあとに生まれる新しい地球では、人の心がすぐに周りに伝わり、影響が現れるといいますから、もし人を呪うようなマイナス波長の人がいると大変です。そういう意味では、やはり心の調律のできない人は新しい地球行きの切符は手にできないということになりそうです。 食べ物の波動も肉体や心に影響している その人が普段口にしている食べ物も、人の波長に大きな影響を及ぼします。食べ物の持つ波動は肉体の細胞を変えていくからです。何を食べるかということは私たちの波長を高める上で非常に大きな意味を持っています。 また、「類は友を呼ぶ」の大法則によって、私たちは自分の波長に合った食べ物を嗜好するということが言えるのです。甘い物に目がない人はますます甘い物を求めるようになり、肉食中心の生活をしていると、ますます肉が食べたくなるというわけです。その悪循環を断ち切るためにはどちらを先にするかということになりますが、まず食べる物をコントロールすることに挑戦するべきでしょう。 心の調律ができて、使う言葉もプラス思考のものになっていけば、自然と食の好みも変わるかも知れませんが、食べ物の嗜好は簡単には変わらないものです。タバコの喫煙癖の例と同じで、「1本の誘惑」に弱い人は、この終末の選別で合格できない可能性が高いということです。 今日では、肉食は私たちの健康面からみてもよくない食べ物であることがわかっていますが、私は、人の波長を粗くするという側面を問題視しています。 そういう観点から、みなさんにぜひお勧めしたいのは「穀物菜食」です。つまり、米、大豆、野菜など、畑や田んぼでつくられる作物、および椎茸などのキノコ類、そしてヒジキや昆布、海苔などの海藻類がベストでしょう。西洋の誤った栄養学に洗脳されて、どうしても動物性蛋白質をとらないと不安になる方は、魚を、それも丸ごと食べられる小魚を食べるようにした方がいいと思います。この辺のところは日月神示に大変詳しく述べられています。その解説書が中矢伸一氏の執筆によって何冊も世に出されていますので、関心のある方は手に入れて読んでいただくことをお勧めします。 ここでは、「終末時代の私たちに最も適した食べ物は穀物菜食である」という点を強調しておきます。 |
私の本の中に「(食について述べられた日月神示の解説書が)中矢伸一氏の執筆によって何冊も世に出されています」と書きましたが、中でも、霊性と食に関して最も詳しくまとめられているのが、以下に紹介する『人類を救う霊性と食の秘密』(中屋伸一・著/廣済堂)です。この本は「終末における食のバイブル」とでも呼ぶべきもので、まさに感嘆に値する内容です。
→ 『人類を救う霊性と食の秘密』 |
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