金で世を潰して
ミロクの世と致す
2020年6月11日(木) 
 
 
 当「つぶや記」の「日本沈没編」で、「巨大地震は私たちから何を奪うのか?」について説明してきました。最初が「@家を奪われる」そして「A電気を奪われる」「B安全を奪われる」「C国を奪われる」の順でした。誰もがすぐに思いつくような「お金を奪われる」という項目を立てなかったのは、なぜだかおわかりですか。
 それは、お金の問題は「身魂磨き編」で取り上げるテーマだと思ったからです。「巨大地震でお金を奪われる」と表現しますと、たとえば金庫が津波に持って行かれて、中に入っていた現金や貴金属、あるいは財産台帳や預金通帳などがすべてなくなる――といったことを想像されるかもしれません。そういう意味では、巨大地震が「お金(財産)」を奪っていくことになるのは確かでしょう。しかし、それはそれほど重要な問題ではないのです。
 何度も説明しましたが、日本が巨大地震に見舞われれば、世界大恐慌は避けられません。そして、被災国日本の通貨は無価値になってしまいます。二度と復興できないような深刻な被害を受けた国の通貨は、瞬く間に価値を失ってしまうのです。
 ですから、いくら金庫が無事で現金や預金通帳、貴金属などが手元に残っても、価値はありません。工場や電力設備が破壊されて物の生産ができなくなった国では、高価なダイヤモンドでも食べ物を手に入れることはできなくなるのです。むしろ貴金属類は火事場泥棒(窃盗団)の盗みの対象にされるだけでしょう。
 世界支配層による「日本沈没テロ」は、地震や津波で日本の自然を破壊することが目的ではありません。それは一つの手段であって、目的は日本経済を破綻させ、日本民族を飢餓状態に陥れて「絶滅させること」にあるのです。
 また、「日本沈没」によって世界大恐慌を引き起こし、世界中の大混乱を作り出した上で、最終的には国連を母体とした世界統一政府を樹立することが彼らの最終目的だと見られています。
 彼らは別にお金が欲しいわけではありません。すでに世界中の富のほとんどが彼らの掌中にあるからです。確かに前回(1931年)の世界大恐慌は、世界中の富を簒奪し、国家に貸しを作ることによって支配下に置くことが目的だったと言われています。その恐慌によって彼らは世界の実質的な支配権を手にしたのです。
 しかし、表面上は世界はまだそれぞれ独立した国家として運営されていますから、彼らといえども堂々と支配権を行使できるわけではありません。彼らが「陰の超国家権力」とか「世界地下政府」と呼ばれるのはそのためです。
 今度世界大恐慌が起これば、自ら恐慌を脱することのできる国はないでしょう。経済はグローバルにつながっていますので、すべての国が恐慌の渦に巻き込まれていくのです。
 そのことによって、彼らは世界を完全にコントール下に置いて管理し、運営していくことになるはずです。一口に言えば「名実ともに世界を支配する」ということです。
 そのときの世界人民管理方式のモデルとなるのが、現在中国で共産党政権が実験的に実施している国民監視システムだと思われます。世界の人々をすべてコンピューターのデータとして管理し、監視し、テロや犯罪を未然に防ぐ体制が確立するのです。ジョージ・オーウェルの予言した「世界人間牧場」の完成です。その目的を達成するうえで、日本民族はもっとも言うことを聞かないやっかいな「羊」だったので、彼らによって絶滅処分の対象とされてしまったということです。
 このような世界支配層の構想は、早くから日本の神様にはわかっていたようで、それが大本神諭や日月神示という形で私たちの知るところとなっています。
 本日はこのことにも注目していただきたいと思います。
 以下は、拙著『日本沈没最終シナリオ』の「神示編」からの抜粋です。

 金で世を潰して、ミロクの世と致す

 「地獄の沙汰も金次第」という言葉がありますが、終末の苦しさはお金で解決できるほど生やさしいものではありません。というより、お金の寿命が終わってしまうのです。神示には「金で世を潰す」とあります。お金に依存する気持ちを早く断ち切る必要があるのです。

 今度の境界(さかい)の峠は金銀では越せんから、神徳でないと超せんから、身魂の磨き合いをしておりてくだされよ。みぐるしき心で何ほど金銀を積みておりたとて、悪い方へやむを得ずついて行かなならんことができるから、今は掛かりでさほどにはないが、よく見てお陰をとるがよいぞよ。きたない心でためておりても、ためておるものはみなめぐりであるから、めぐりをとりておると、楽に峠が越せるぞよ。この世の物は皆天地のものであるから、いったん天地へ引き上げてしまうから、人民の心を入れ直さんと恐いぞよ。(大本神諭)

 「悪い方へついていかないといけない」という「悪い方」とは世界支配層の道連れとなる地獄的世界だと思われます。終末のあとに訪れる「ミロクの世」は、これまでの人間社会のような善悪混合の地球ではなくなるのです。
 これから人は善と悪に二極分化してしまいますから、善一筋の「神の国」に行くか、「悪魔に支配された地獄的世界」に連れて行かれ、家畜のように監視されて生きるかのどちらかになると思われます。ですから、終末の土壇場で気がついてももう遅いと、何度も警告しているのです。
 「この世の物をいったん天地に引き上げてしまう」とあるのは、いったんは物質文明が崩壊する姿をとるということでしょう。現文明が崩壊する姿を見ても狼狽しないだけの気づきと心構えが必要になります。現文明が崩れていく姿をイメージして、自分の心の動きを観察してみてください。 恐怖心とともに未練心、執着心などが生まれるようでは、身魂磨きは不十分といえるかもしれません。もちろん、「こんな文明は壊れてしまえ」という自暴自棄的な気持ちや、現文明を嫌悪したり、そこから逃避しようとする気持ちは最もよくないのです。「現文明に感謝しつつも、それに執着しない」という心の姿勢が大切なのです。

 金で世を治めて、金で潰して、地固めしてミロクの世と致すのぢゃ。(日月神示)

 今日の世界が、そして日本が迎えている状況は、しばらくの間貧困に耐えていれば再び活力が取り戻せるといった生やさしい状況ではないのです。かつて経済的資産を全て失った戦後の日本には、まだ「隣近所が助け合う」という人のつながりがインフラとして残っていました。当時の社会状況を描いた書籍に目を通してみましても、国民の大半は極限の貧困にあえいでいたとはいえ、まだ「ゼニが全てじゃ」といった社会風潮にはなっていなかったことがわかります。
 それが戦後の経済復興の過程で、占領軍(GHQ)が意図的・計画的に施した学校教育やマスコミを使っての情報操作によって、国民は見事に洗脳され、「個人主義(自己中心主義)」「拝金主義」「自虐史観」を植え付けられ、「西洋化(アメリカナイズ)」されてしまいました。
 そのお金中心社会を壊したあと、人々の中にある「お金に依存する気持ち」を払拭してから、「ミロクの世」が始まるということです。

 金では治まらん、悪の総大将もこのこと知っていて、金で、きんで世をつぶす計画ざぞ。(日月神示)

 この世がもはやお金では治められないことを、悪の総大将(世界支配層の奥の院)はわかっているのです。デリバティブ取引などを開発して世界経済のバブルを思い切り膨らませた上で、一気に破裂させて世界を大混乱に陥れる計画であることがわかっています。これまでに多くの経済評論家が「大恐慌が来るぞ」と予告しても、いっこうにその予告は当たりませんでしたが、世界支配層は世界経済のウミが貯まるのを根気よく待っていたのです。そして、そのウミを出しきって世界統一政府の土台をつくるために、日本沈没というカードが選ばれ、まもなくスイッチが押されようとしているのです。

「日本沈没テロ」による巨大地震によって、「お金さえあれば何でもできる」と思っていた世界が、「お金があっても何の役にも立たない」世界へと一変するのです。家はもちろん、便利な生活を支える電気が失われ、コンピューターもインターネットも使えない世界になります。
 それどころか、命をつなぐための水や食料までもが「お金」では手に入らない環境に置かれ、文字通り原始時代に戻ってのサバイバルの試練が始まるのです。
 せっせとお金を稼ぎ、上手に貯めて、老後は安泰と思っていた人も、一夜にして奈落の底に落とされて途方に暮れることになります。
 お金の力に物を言わせてきた人ほど悲惨な状況に陥ることでしょう。たくさんのお金を手にしたことで、人生の成功者になったような気分でいた人も、ぎゃふんと言わされることになるのです。

 次回も拙著『日本沈没最終シナリオ』の「神示編」の内容を抜粋してご紹介します。
 タイトルは「大峠になってからの改心では間に合わん」にする予定です。ご期待ください。



 巨大地震に何を備えるか(実践編)
 ――読者からの情報提供

■以前にサバイバルに関して情報提供をいただいた同じ方から追伸がありましたので、掲載します。この内容は「065巨大地震に何を備えるか(実践編)」にも追加掲載しましたので、当ページは重複掲載ということになります。従いまして約1週間ほどでこちらは削除いたします。

●防災について、対策はかなり進めてきたのですが、ひとつ抜けておりました。停電時にインターネットが使えなくなるというのはかなり危険です私もそうなのですが、ほとんどの人はスマホを片手に何かわからないことがあればなんでも検索をして、ブログやYouTubeを観て情報をカンタンに得ています。
 文明の利器に頼りすぎていているのでインターネットなくなると、風呂敷の包み方ですらわからないのです。(現に私がそうなのです。)
 また地図アプリもインターネットがつながらないとほとんど使えませんでした。地図がわからないと、どこが市の防災センターで災害時の給水場所がどこにあるのかなども私自身は全く把握しておりませんでした。紙地図を買おうと思ったのですが市役所に行けば、防災ハザードマップのパンフレットが無料であることに気づき、それに市の全域の地図と避難所なども全て掲載されてありましたので、市役所に行ったときは絶対に貰ってた方が良いです。

 私は、サバイバルや緊急事態に必要な情報は、災害でネットが使えなくなる前にwebページはpdf化して紙媒体で印刷しておくか、またYouTube動画はダウンロードアプリでフラッシュメモリーやSDカードに録りためています。私はアンドロイドOSのタブレット端末に大容量のマイクロミニSDカードを忍ばせて緊急事に重要なデータを保存してオフラインでもいつでも視聴できるようにしています。ネットが使えなくなくなっても緊急事態(人命救助や怪我の応急処置)などの対応が出来るようにしています。

 あと、日月神示や聖書、法華経など貴重な書物は被災しても、うしなわないように安全な場所に避難しています。日月神示の予言にあるようにこの世のやり方がわからなくなったら、皆がこの神示を求めとりにくるのですから盗まれぬように大切にしておきなさいとありますし、よほどしっかりして一人でなんでも出来るようにしていないと生きていけないのでしょう、大峠は大変です。


 
 
ご意見・ご質問はこちらへどうぞ
個別に回答はいたしませんが、
「つぶや記」に反映させていただきます。 
 
 
[TOP]