終末には
人の二極分化が進む
2020年6月18日(木) 
 
 
 今回も拙著『日本沈没最終シナリオ』(たま出版)のなかの「神示編」の内容をご紹介します。
 青い文字は拙著『日本沈没最終シナリオ』の内容、黒い文字は、今回新たに書き加えたものです。

 あるゆる分野で人の二極分化が進んでいる

 さて、戦後70年、世界の国々なかでも比較的平和な時間を過ごしてきた日本国民は、世界支配層による人工地震・津波テロによって、これから想像を絶するような厳しい局面を迎えることになると思われます。つまり、人生最大の「極限的状況」を体験させられるということです。
 極限的状況では、人は二極分化します。つまり、善悪どちらかの性格を強めていくことになるのです。潜在意識に蓄積した「本当の心」が表面に現れるからです。
 わかりやすい例で考えてみましょう。たとえば、人が自由にできるお金の額という点からは、いわゆる「持てる人(富める人)」と「持たざる人(貧しい人)」が世界中で極端化しているのがわかります。豪奢な別荘をいくつも持ち、自家用の飛行機で飛び回っている人もいれば、その日の食べ物を手に入れるだけのお金もなく、空腹でゴミ箱をあさっている人もいます。それは低開発国の姿ではありません。世界でもっとも豊かな国と思われてきたアメリカ合衆国で起こっていることなのです。
 そして、それに近い状況はわが国でも起こり始めています。地震や津波の被害がなくても、今のアメリカのような社会が到来するのは確実でしょう。その上国家破産ともなれば、深刻な食料危機に直面するのは避けられません。「日月神示」にも述べられている通り、「日本人は今日食べる物も手に入らないような事態を経験する」ことになるのです。
 しかしながら、私がここでお伝えしたい二極分化≠フ姿は、「富の偏在が進む」ということだけではありません。それは既に逃れることのできない恐慌という形で表面化すると思われますが、それとともに戦争や内乱、テロなどが多発するようになり、また大規模な自然災害に見舞われる国が出てきて、この物質文明を支えている社会的なインフラが深刻なダメージを受け、人々の「心」が二極分化していくことを危惧しているのです。

 最後の部分の「大規模な自然災害に見舞われる国が出てきて、この物質文明を支えている社会的なインフラが深刻なダメージを受け……」というのはこの国・日本を想定しての表現です。
「この物質文明を支えている社会的なインフラ」のベースとなっているのは電気です。電気を失えば通信、製造、輸送といった文明社会を支えるインフラはたちまち瓦解してしまいます。コンピューターやネットが機能しなくなるだけで日本社会は原始的な社会に戻るのです。
 一番問題なのは、そのことの深刻さをほとんどの人がイメージできていないということです。電気は「あって当然」「それがなくなる社会は考えたことがない」という人が国民の大半を占めているからです。
 しかしながら、巨大地震はあっというまにその社会的なインフラを破壊してしまいます。まして、日本のように産業や文化の中心が首都・東京と太平洋ベルト地帯に偏って発達した国は、首都を襲う直下型地震と太平洋ベルト地帯を襲う南海トラフ巨大地震が起きれば、社会や経済の基盤の大半は失われてしまうのです。
 つまり、一瞬にして「電気もコンピューターもない社会」になるということです。その結果、何が起こるでしょうか。これまで述べてきましたように、「物を製造することができない」「製造した物を輸送(配送)することができない」「配送されてきた物を販売することができない」社会となるのは避けられません。そして、深刻な物不足、食料不足が起こります。
 そんなとき、人々はどういう行動をとるでしょうか。だれもが、とにかく生き残ろうと努力します。食料をはじめとする「物」を手に入れようとするでしょう。しかし、その努力の内容は人によって大きく異なります。拙著『日本沈没最終シナリオ』のなかで、私が「人々が大きく二極分化していく」と述べているのはこのことです。人の「行動」を促すもととなるのは「心」です。ですから、「心」が二極分化するということです。
「二極」のひとつが「我善し(自己中心主義)」、その反対が「全体調和重視」と言えるでしょう。「自分や自分の家族を守るためであれば他人のことは気にしない」という人と、「そういう生き方をしてはいけない」と自制する人に分かれていくのです。
 日本がそのような社会になることが、大本神諭や日月神示のなかに予告されています。まさに神様は「終末時の日本と日本人の姿」をお見通しなのです。
 比較的平和な今日社会においても、「オレオレ詐欺」をはじめとする「我善し」の人間は増え続けています。子供の時から他人の物、社会全体の物を自分の物にするタイプの人間が増えているのです。
 そして、極限的状況ではすべての人の「心=奥の心(無意識)」が表面化します。これからはそういう形で人の「心」が試されるのです。私の言葉で「終末の卒業試験」が実施されるということです。

 
終末には潜在意識の中身通りの現実を体験する

 これから始まる日本と世界の大動乱によって、多くの人が恐怖の体験を味わうことになると思われます。地位や財産を失うことから始まり、自分や家族の命を失うという厳しい局面に立たされることもあるでしょう。そのようなとき、私たちが「恐怖心」を克服して冷静に物事に対処するためには、「心の働き」すなわち「潜在意識と運命の関係」を理解しておくことが重要なポイントになると考えています。
 この世界において「恐れる」という心の働きは多くの生き物が本能的に持っているものです。弱肉強食の動物の世界においては、天敵から身を守るために恐怖心や警戒心を持つのは健全な本能なのです。
 同じように、私たち人間の場合も、生まれた時から本能的に恐怖心を持っています。一例として、「高い場所から落ちることを恐れる気持ち」などが挙げられます。しかしながら、これから終末の大峠にかけて人類が直面するのは、すべての人にとって逃げ場のない恐怖なのです。
 ほとんどの人は、自分および自分の家族や友人らとともに生き延びようと努力することになるでしょう。場合によっては、他の人々を押しのけたり、踏み台にしたりしてでも生きようという人が出てくるかも知れません。実は、このときに人は試されるのです。これが終末における卒業試験の最も重要な問題ということになります。
 見知らぬ人たちを踏み台にしてでも「自分さえ、自分たちさえ助かればよい」という行動、あるいは「とにかく死にたくない、生き残りたい」という肉体生命への執着心をあらわにした行動では、おそらく卒業試験≠ノは合格できないはずです。
 別に神様がお釈迦様のように高い位置から見ていて、人類を選別されるということではないのです。その人の「心の癖」つまり潜在意識の中に蓄積されている「思考パターン」が、終末の土壇場では一気に表面に現れ、強調されることになるということです。それが「極限的状況」ということになります。
 人は自分の身の安全が守られているとわかっている時には、他の人のことにも心を配ることができますが、いざ自分の命が失われるような事態に直面すると、潜在意識の中に蓄積された本当の自分≠ェ姿を現すのです。ですから、「このままでは助からない」といった極限的状況においては、潜在意識の中身の通りに振る舞うことになります。
 人は自分の潜在意識の中身(心の癖)は知ることができないため、終末の土壇場の絶体絶命のときには、潜在意識の中に蓄積した「心の癖」と波長の合う現象を引き寄せ、体験することになります。物質欲に満たされ、「我善し(利己主義)」の気持ちを強く持ち続けている人は阿鼻叫喚の地獄的体験をすることになる可能性が高くなります。
 信頼できる霊界通信の伝えるところでは、死んで霊界や幽界に赴いた魂は、この地上で身につけた「心の癖(魂の波長)」と波長の合う世界に行くと言われています。霊的世界では心の働きがこの物質界の何十倍も強力になるということですから、潜在意識の内容が強調されて表面化していくことになるのです。
 これからはこの物質世界と霊界との次元の壁が薄くなり、最終的には半霊半物質の世界になると言われていますので、霊界と同じように人の潜在意識の中身が強調された形で次々と表面化することになるでしょう。死んで肉体を失うことを恐れる気持ちの強い人は、これからは生き地獄とも言えるような恐怖体験をすることになると思われます。


 この部分は特に書き加える必要はないと思います。

 次回は拙著『日本沈没最終シナリオ』の「神示編」の最終回にする予定です。

■追伸
 私のプライベートな内容のご報告です。
 現在時刻は6月18日午前2時を回ったところです。大分からの帰りのフェリー「さんふらわあ」のレストランのテーブル席にパソコンを置いてこの内容を綴っています。
 新型コロナ騒ぎの影響でレストランは休業中ですが、乗客に開放されていて、夜中でも電気がついていますので、パソコンを使う者にとってはありがたいです。もちろん、この時間は、周りには私以外に人はいません。草木も眠る丑三つ時ですから、誰もが深い眠りの中でしょう。
 一昨日からの2日間で、移住先のアパートで生活できる準備を済ませてきました。必要な生活道具はすべて新しく買いそろえましたので、妻と二人でディスカウントストア、百均の店、ホームセンターなどを回って調達しました。電気がなくなったときに必要とする生活道具も買いましたが、まだ不十分でしょう。これからしっかり研究して、準備していくつもりです。
 そして、サバイバルの生存競争に巻き込まれないようにしながら、自活できる環境で心静かに「その日(Xデー)」を待ちたいと思います。
 私が「本気」であることを信じていただくために、あえてプライベートな内容をご報告しています。みなさんは何か準備をされていますか?
 みなさんからの情報提供を期待しています。
 
 
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