さようなら日本
もういちど日本
2020年7月1日(水) 
 
 
 本日は拙著『日本沈没最終シナリオ』(たま出版)のエピローグの内容(全文)をご紹介します。皆さんに読んでいただけることを願っています。2015年3月に書いたものですが、いまもこのときと同じ心境です。
 以下の青い文字の部分が拙著のエピローグです。

 もういちど、日本

 放送局の名称に国名を使っているNHKの中立性がいろいろと問題になっています。確かに、社会的影響力の大きいNHKが、戦時中のように政府のコントロール下に置かれることは望ましいことではありません。しかし最近のNHKは、むしろ特定の他の国の影響を受けることが多いところに問題があると思います。戦後のNHKはGHQの洗脳道具として活用されましたが、その後、関係者の努力もあって国民を鼓舞する放送にも力を入れてきたと思います。政治色のないジャンルでは優れた番組が多く見られます。
 民放と違って広告収入に依存していませんので、スポンサーに気兼ねすることなく、また視聴率を気にせずに、大事な企画に思い切ってお金を使い、優れた番組を作ってきたと言えるでしょう。国の内外から圧力を受けながらも、立派な番組制作者がいることを心強く思います。終戦記念番組で戦時中のアメリカの人工地震攻撃をとり上げた職員は、自宅で夫婦ともに不審死させられましたが、日本国民に真相を伝えようとした心意気には深く感謝したいと思います。
 最近では、日本の自然や文化、人々の生活の営みなどをテーマとした番組に出色の出来映えのものを見かけます。忘れ去られようとしている日本らしさを堀り起こす視点の確かさには感心させられます。そんな中に、タイトルにずばり国名を織り込んだ「もういちど、日本」という番組があります。私も録画して見ていますが、毎回のように感動させられます。
 ただ、タイトルはなんとも意味深です。「もういちど」とは、そのものがなくなったときに使う言葉だからです。深読みするならば、世界支配層の日本沈没計画を知らされている人物が、良き日本の姿を留めておこうと考えて番組制作者に企画を持ちかけたのではないかとさえ思えます。
 間もなくこの国が直面すると思われる事態は、国土や都市の破壊はもちろん、神社仏閣を初めとする日本固有の文化や生活様式をも根こそぎ破壊し尽くす可能性が高いでしょう。なぜなら、それこそがアメリカ(を裏から支配する層)の望んでいることだからです。彼らの力を持ってすればこの国を破産させるくらい簡単なことなのに、それで済ませることなく、アジアの他の国を使ってこの国を蹂躙し、国土から日本らしさを一掃しようと考えているのです。日本の神示をじっくりと読み返すなかで、彼らの魂胆が見事に言い当てられていることを知り、驚かされました。
 いまメディアを通して世界を知る機会も多くなっています。それとともに、世界の国々との比較の中でこの国の形がはっきりと見えるようになってきました。この国の際だった特徴のようなもの、最も日本らしい形が見えてきたような気がします。
 それは、本来の日本人が生まれながらに身につけている特質が創り出すものです。誠実さ、優しさ、無私、といった国民性は、反日日本人以外の誰もが内に秘めていると思われます。
 いま、お金と情報の力で世界を統一しようという計画を持つ勢力が、その仕上げに入りつつあると見られます。その計画の内容を本書で明らかにしてきました。幕末から続く歴史のなかで彼らに抵抗してきた先達に対しては、心からの尊敬の念を禁じ得ません。
 日本を狙っている連中にとっては、自分たちと対極にいるこの国の形は受け入れられないものでしょう。私たち日本人も、「我善し」という独善が生み出す世界秩序に夢を託すことはできそうにありません。日本人は日本人らしく、最後まで日本人として、この国を愛し、この国を形づくってきた多くの先人の働きに感謝し、そして、この国に宿る魂を畏敬しつつ、粛々と明日への一歩を踏み出して行きたいと思います。
 最後に、私の好きな俳句を紹介します。

  浜までは 海女も蓑着る 時雨かな

 しとしとと降り注ぐ雨の中、浜へと急ぐ海女の背中に雨から身を守る蓑が掛けられています。
 海に潜れば濡れるとわかっていても、浜に着くまではちゃんと体をいたわるその気持ち、命を尊ぶその心に学びたいものです。
 この国の栄光と苦難の歴史をいつまでも記憶にとどめつつ、この素晴らしい国に深い感謝の気持ちを捧げたいと思います。もういちど、日本。



2020年8月/首都直下・南海トラフ/日本消滅』を完成させて一息ついています。読んだ方がどのような反応をされるかは「天まかせ」ということにしていますが、現時点で私の親しい知人たちの反応は、たいへん穏やかです。「陰謀? うん、うん、たしかにあるよね」といった感じで、巨大地震のことはあまり心配していない様子です。それよりも、新型コロナ問題で自粛・停止状態だった身の回りの動きが復活基調にあるため、そのことを素直に喜んでいる気配が感じられます。これが現在の平均的な日本人の傾向なのかも知れません。
 どうやら私の“警報”は「オオカミ老人」の弱々しい遠吠えに終わりそうです(笑)。
 しかし、今日から7月――。私の考える「日本沈没テロ」の「Xデー」まで1カ月あまりとなりました。
 当「つぶや記」は、「Xデー」のあとに訪れる世界大恐慌と、終末の大峠を見据えての「身魂磨き編」の内容まで明らかにしてきましたので、もう新たに書き加えることもなくなりました。
 次回からは、再度「日本沈没編」的内容に戻し、サバイバルを中心とした内容をつぶやいていくつもりです。みなさんからの質問や情報提供を期待しています。
 
 
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