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謝辞 『日本国紀』の執筆にあたっては、『古事記』『日本書紀』をはじめ、多くの史書を参考にしました。いや、そもそもそれらの本なしでは成り立だない仕事です。「記紀」以降も、多くの偉大なる先人が、私たちの国の歴史を記し、研究し、考察を続けてこられました。 本書をしたためるに際し、そうした先人の遺産の素晴らしさをあらためて知ることとなりました。ここに深く感謝を述べさせていただきます。 本書の監修にあたっては、久野潤氏(大阪観光大学講師)、江崎道朗氏、上島嘉郎氏(元「正論」編集長・ジャーナリスト)、谷田川惣氏(評論家)に多大なるご助力をいただきました。さらに編集者の有本香氏には一年にわたる執筆に並走していただきました。幻冬舎の高部真人氏にも支えていただきました。そして幻冬舎社長、見城徹氏には、有形無形のど尽力を賜りました。 『日本国紀』は皆様のお陰で世に送り出すことができました。 この場を借りまして、心から御礼を申し上げます。 しかし今、私が何よりも深い感謝を捧げたいと思うのは、我が祖国「日本」と、この国に生き、現代の私たちにまで生を繋いでくれた遠い父祖たちです。 飛鳥時代、いやそれよりはるか昔から、この島に生まれた人々が日本の風土に育まれ、苦労を乗り越え、永らえてきたからこそ、今の私たちがあるのです。 そして私もまた未来の日本と日本人へと生を繋げ、国を繋げる環の一つであること、その使命の重さを感じています。 平成三〇年 神嘗祭の日 百田尚樹 |
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