地球の支配者は
爬虫類人的異星人である
太田龍・著 成甲書房 
5 世界人間牧場と監獄宗教が完成する日

 やがて異星人は地球を喰い尽くして脱出していく

 こういうふうに見てきて、日本民族はここに初めて、恐るべき我々の敵の全正体を白日のもとにさらけ出すことの出来る地平に達した。
 この敵は単に日本民族の敵であるのみならず、文字どおり全人類の敵である。いや、全人類の敵であるのみでなく、地球全体の敵である。
 彼らにとって人類のみならず地球そのものが、征服と搾取、そして究極的には使い捨ての対象でしかない。この事実に気づいて、私は強い心理的衝撃を受けている。
 このように仮説を立てると、この数万年ないしこの一万年、この数千年の地球の歴史の異常な成り行きのすべてがことごとく、合理的に説明可能となる。
 あえて人類の歴史とは言うまい。人類のみならず、地球全体がきわめて異常である。その異常さについての現象論的次元での言論著述警告のたぐいは決して少なくはない。
 けれども、現象皮相表層にとどまる言動では、何の役にも立たないどころか、むしろ「彼ら」に逆手に取られるだけではなかったのか。
 ウィリアム・クーパーは、英国のテレビが暴露した「オルタネイティブ003(第三の選択)」は現実であって科学小説ではない。私自身の知識と私の情報源の知識から判断して「第三の選択」は70パーセント真実である(『青白き馬を見よ』220−221頁)と断じた。
「第三の選択」は、日本でも様々なかたちで紹介され、翻訳もされたからここで詳しくは述べないが、要点は、

(1)世界の最高権力層は、地球が間もなく、さまざまな理由で人間の生存が不能な状況となることを知った。

(2)そこで極秘のうちに、地球から他の惑星への脱出計画を立て、実行に移すことにした。


 これが「第三の選択」である。
 数万人か数十万人か、その正確な数字は分からない。いずれにしても、選抜されたこれらのエリートが地球を脱出して別の星に避難する。あとに残された数十億の地球原人、または家畜人の群れは遅かれ早かれ、一括して死滅へ、という。
 W・クーパーは、これはおもしろおかしいお話ではない、それは今進行中の事実だという。地球に残る人類がことごとく死滅するのは、30年後か、50年後か、100年後か、それは分からない、というよりも、その程度の時間の幅はどうでもよい、ということであろう。

 エホバは彼の人民に対して殺すなかれ、という戒律を与えた。それゆえ、人は、その後の古代ヘブライ人の文化において、殺人は小さな比率しか占めなかったであろうと、当然にも、予期するであろう。しかし、旧約聖書を知るものは、事実はまさにその逆であることを知っている。エホバ自身が、驚くべき莫大な量の暴力と殺人を煽動した。彼が選んだはずのイスラエル人に対する殺人をすら煽動したのである。
(アーサー・デーヴィッド・ホーン博士『人類の異星人的起源』273頁)


 エホバは悪魔である、魔人である、という程度の問題ではない。エホバは残酷冷酷冷血である、というようなお話でもない。地球原住民と、住んでいる世界の次元が違うのである。
 ホーン博士は、古代の地球原人と、リグレッシブな異星人、進歩的な異星人との関係を問題にしている(『人類の異星人的起源』第五章)。リグレッシブ(regressive)とは何か。Regressionは、逆行、退歩、退化、退行、という意味。リグレッシブな異星人とは、つまり、高度な文明を達成して、逆に退化の局面に入った異星人、ということであろう。そのまま推移すれば死。生き延びるためにまだ若々しい地球に取り付き、地球に寄生して、延命をはかる、といった状況が設定される。
 この種の退化退行しつつある異星人が地球に侵入して、地球を食いつくし、使い捨てにする。地球は、そして地球原人は、彼らが生き延びるための道具に過ぎない。次元が異なる、というのはそういうことである。
 
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