ペットが死ぬとき
誰も教えなかった別れの意味
シルビア・バーバネル 著 近藤千雄 訳・編
ハート出版
 

 14章 古代霊シルバーバーチに聞く

 私が所属しているサークルは正式の名を「ハンネン・スワッファー・ホームサークル」といいます。ハンネン・スワッファーという名前はご存知の方も多いことでしょう。本職は演劇評論家ですが、演劇の分野のみならず、幅広い分野で辛口の評論で知られ、「フリート街の法王」の異名で恐れられている人です。
 フリート街は英国の新聞社が軒をつらねているところで、言うなればジャーナリズム界の御意見番といったところです。
 さて、1920年のことです。私は婚約者だったモーリス・バーバネルといっしょに、ある人の招待で交霊会というものに初めて出席しました。霊媒はブロースタインという名の中年の女性で、その人が無意識状態に入ると、さまざまな国籍の人間の霊がその人の口を使ってしゃべりました。
 その様子を見ていたモーリスは、バカバカしいといった表情で一笑に付しましたが、2回目に出席した時にモーリスの様子が変わって、目をつむったまま何やらしゃべり出しました。そして、自分はレッド・インディアンで、シルバーバーチという者だと言うのです。
 モーリスはやがて目を覚まし、自分がてっきり居眠りをしていたと勘違いして失礼を詫びましたが、他の出席者から「そうではない――あなたはこのブロースタインさんと同じことをなさったのですよ」と言われたのです。
 ブロースタイン女史の交霊会にはその後行かなくなりました。というのは、同じことがモーリスの自宅でひんぱんに起きるようになったからです。が、モーリスは自分に何の記憶もないのが不愉快で、その現象を嫌っておりました。
 そんな時にスワッファー氏がひょっこり訪ねてきて、シルバーバーチ霊の霊言を聞いて、その質の高さに注目しはじめました。スワッファー氏は「デニス・ブラッドレー・ホームサークル」という、同じく文筆家のブラッドレー氏が司会をしている交霊会のレギュラーメンバーで、すでにスピリチュアリズムには完全な理解があったのです。
 スワッファー氏は、こんな素晴らしい霊言を少人数が聞くだけで終わるのはもったいない――ぜひとも自分の家で定期的に催して、その霊言を速記録に取るように進言しました。これが「ハンネン・スワッファー・ホームサークル」という名称の由来です。週1回、金曜の夜に開かれました。
 そのうちスワッファー氏はその知名度を利用して各界の著名人を招待するようになりました。さらには、速記係も用意されて、「サイキック・ニューズ」紙に前の週の霊言が連載されるようになり、それが爆発的な人気を博して、やがてそれをまとめて「霊言集」が発行されるようになりました。
 さて、シルバーバーチとは何者かということになりますが、それがよく分からないのです。レッド・インディアンだと言うのですが、その後シルバーバーチ自身が「告白」したところによれば、レッド・インディアンの姿をしているのは実は霊界の霊媒で、通信を送っている自分は三千年前に地上生活をしたことのある人物で、今では地球圏と直接コンタクトができない界層にまで来たので、インディアンを中継役として使用しているのだというのです。
 ではその地上時代の身元を明かしてほしいと、これまでに何度お願いしたか知れませんが、そんなことより自分の説く霊的真理を理解することの方が大切ですと言って、答えようとしないのです(※@)。

※@――モーリス・バーバネルは1981年に他界し、それでシルバーの霊言は終わりとなった。そして、その本名はついに明かされないままとなっている――訳者。

 では、その霊言集の中から動物の問題を扱っている箇所をまとめて紹介しましょう。

 以下は、当サイトに掲載済みの『古代霊は語る』の第6章「動物の進化と死後の生命」と同じ内容となっていますので、そちらをご参照ください。(なわ・ふみひと)
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古代霊は語る
 
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