ユングは知っていた
UFO・宇宙人・シンクロニシティの真相
コンノケンイチ・著 徳間書店 2002年刊 
★なわ・ふみひとのコメント★ 
 人間のもつ深層意識の探求者として世界的に名を知られ、20世紀最高の心理学者といわれているユングは、霊界やUFOなどについても大変深い知識を有する人物だったのです。この本はユングの「宇宙シンクロニシティ」理論に、従来科学の常識をくつがえした量子力学をからませて、これから終末に起こる出来事の意味を解明しています。
 相当な基礎的知識がないと理解しにくい本ではありますが、コンノケンイチ氏の持論を体系的にまとめた本として、できれば購入して読んでいただきたいと思います。とりあえず、私がピックアップしたダイジェストに目を通してみてください。

 人類のルーツは地球ではなかった!

  私は、「ファティマ大奇跡」は完璧な「UFO現象」だったと考える。人類より格段に進歩した宇宙超文明では、聖母マリアの幻視を人間の前に現出させることなど造作もないだろう。
  つまりファティマでの出来事は、地球外超知性によって演出された「人類への警告」だった。それはファティマ第1の予言の内容が第1次世界大戦の終わる日、第2の予言が第2次世界大戦の勃発と推移についてだった。
  したがって第3の予言は第3次世界大戦に関するものだろうと推定される。また『ファティマ第3の予言』は旧ソビエト警察「KGB」によって盗み出されたという噂もある。
  問題は、なぜ聖母の出現回数が「6回」で、いつも同じ「13日」だったのだろう?
  そこにはなんらかの意味が込められていたはずである。
  ファティマのメッセージでは、くり返し「ロシアが災いの核となる」と述べている。

 「出エジプト記」は、異星人による遺伝子操作の記録だった!

  旧約聖書の「出エジプト記」では紅海がまっ二つに分断されたという有名な記述に代表されるように、「ファティマ大奇跡」に劣らない奇跡現象の集大成であり、「未知との遭遇」の具体的なドキュメント集でもある。
  そこでは、モーセに率いられたイスラエルの民が40年間も、昼は「雲の柱」、夜は「火の柱」(それらの中に「神」がいたという)に導かれて、空からはマナという食べ物が撒き与えられ、常に上空から監視されていた状況が克明に述べられている。
  「雲の柱」、「火の柱」とは、まさに現代でいう葉巻型のUFOではないか!
  だが、奇妙なことに、なぜイスラエルの民が40年にもわたって砂漠を放浪させられたのか、肝心な目的が述べられていないのである。ゴッド(ここでは聖書の神をこう表記する)の目的は何だったのか?
  私は、今ふうにいえば、DNA操作のためだったのではないかと思う。彼らは遺伝子学的な処置をほどこされ、他人種との混血を防ぐため40年間砂漠を放浪させられたのだ。そうした視点でモーセの「十戒」を読むと、よく意味が理解できるだろう。その戒律は宗教(精神)的というより、食物などの厳しい戒律に見るように、肉体と意識を律することに重きを置いている。
  そのルーツを引き継いだのが、ダビデ、イザヤ、エレミヤ、ダニエルなど旧約聖書にキラ星のごとく輩出した預言者たちで、それを直系とする人物が現代の「陰の世界政府」の頂点に君臨する「龍」と思ってよいだろう。

  卓越したユダヤ問題研究家である太田龍氏は、近著『悪魔が支配する悲劇の超大国アメリカ』(第一企画出版)で次のように述べている。

  ハンコックは『神々の指紋』、『創世の守護神』の2冊の著書のなかで、スフィンクスと3つのピラミッドは1万数千年前に建造されたという欧米の一部の学会の説を紹介している。この説が事実だとすれば、その建設者は石器時代の地球人ではあり得ず、現代よりもさらに進んだ科学技術力を有する異星人がそれに深く関与していた、あるいは主体勢力だった、としなければならない。

  異星人文明の足跡はエジプトの他に中米、南米(アンデス)、メソポタミアにも残されているが、何らかの天変地異によって、これらの宇宙人は引き上げた。
  エジプトにおいてのみ異星人の一隊が数千年ないし一万年地上に残り、人類を教育し続けた。その直系がエジプトのファラオ(王)の神官集団であるが、やがてある時点で、この異星人部隊も地上から姿を消した。けれども彼らのなかのある者は、宇宙から地球を管理し、彼らの意図する方向に地球人を誘導してきた、というふうに推理することができる。

 「光と闇」の葛藤(人類歴史を誘導する「龍」)

  米国の国璽は1776年の独立宣言から1934年まで、160年間表面に出ることはなかった。1935年、フリーメーソン第3階級のF・D・ルーズベルト大統領の時代に、堂々と1ドル紙幣の図柄として、全米国民のみならず全世界諸国民の前に登場するまでは――。
  私も若いころ旧約聖書を読んだとき、あまりのゴッドの人間臭さにへきえきした憶えがある。「私は嫉妬深い神である」と幾度も述べているように、人間への非情さと厳しさは徹底している。まるで人間は鵜飼いの鵜か猿まわしの猿と同じで、全編を通じてゴッドへの忠誠心を要求されている。
  しかし新約のゴッドは、キリストに多くを代弁させているように「愛と慈悲」に満ちた存在である。同じ聖書のゴッドなのに、この違いは何なのだろう?
  つまり私が言いたいことは、旧約と新約のゴッドは宇宙超知性でも異種の存在らしいということである。

  ここで「神」という存在について整理しておこう。

  (1)聖書のゴッド=異星人。
  (2)人間自身がもっている深層無意識や集合的無意識を統御している存在。
  (3)宇宙全体(霊界を含む)を統御する超知性体。
  (4)「創造神」と呼ばれる何者か。


  これだけバラバラの存在が(重層していようが)すべて実在し、「神」と称されるのだから、人によって「神」の考え方が違うのも、宗教をめぐる争いが絶えないのもうなずけよう。

 人類の深層無意識を操るのは何者か?

  アメリカの著名なUFO研究家ジョン・A・キールは、1940年代後半にアメリカに大きなUFOウェーブが発生してから、可能な限りのUFO情報を集め、徹底した現地調査を行なった。その結果、小さな新聞記事の背後にきわめて大きなドラマが存在することをつかんだ。
  キールの主張はこうである。

  ‥‥人類はある種の超知的生物のコントロールを受けている。となるとUFOから放射される知的エネルギー場は「ある種の神の計画」、もしくは人類の未来に向けた1つの目的があって、その計画の主目的は人間の心をプログラムすることであり、ある一定方向へ人類の進化を導こうとしていることである。
  人類は何ものかによって、私たちには見通すことのできない未来に向かって導かれている。UFOの正体が何であれ、人類の終わりに何が起ころうとしているのか、いつ終わりがやってくるのか、彼らは明確に知っている。


  このキールの主張は、ユングの言う「1つの終わりの時代にふさわしい出来事が、人類に待ち構えている」という言葉と一致している。

 続発する人間アブダクション(誘拐)

  UFOによる人間誘拐はマスコミを通して日本でも知られているが、多く場合は科学的な調査が行なわれることもなく、興味本位の揶揄的な紹介をされてきた。あまりにも現実の認識とかけ離れているという世間一般の通念を考えると、UFOによる人間誘拐というセンセーショナルな出来事には、強い疑いの目と不快な感情が注がれるのも無理のないことかもしれない。
  UFOによる「人間誘拐」の問題に対して、アメリカでは著名な学者による真剣な研究が行なわれており、多くの本が出版され、全米に一大センセーションを巻き起こしている。
  代表的なものは、ハーバード大学医学部・精神医学科教授ジョン・マック著『アブダクション』(1994年刊)と、テンプル大学歴史学教授デイビッド・ジェイコブス著『未知の生命体――アブダクションの直接記録』(1992年刊)である。
  J・マック教授は次のように警告している。

  われわれ人類は、はるか以前から宇宙人によって監視されてきた――。そればかりか、今も多くの人々が彼らに誘拐され、さまざまな医学的処置を施されたうえ、人類と彼らの混血ベビーがつくられている。

  テンプル大学のD・ジェイコブス博士も、その驚くべき問題に科学者として真摯な姿勢で取り組み、大勢の証人たちに会い、綿密な科学的方法で調査・分析して結果を公表している。
  博士の調査では、誘拐事件の被害者は人口総数の5.5%に及ぶ可能性があるという。全米で1千百万人、日本におきかえれば660万人もの人が宇宙人による誘拐の経験があるという計算になる。ちょっと信じられない数字だが、その1割としても膨大な人数である。
  実は私のところにも、UFO内部に連れ込まれて、身体のなかに異物を埋め込まれたという相談が多くきている。そうした人が日本にも増えつつあるのは尋常なことではない。

 アブダクション経験者の証言

  ジェイコブス博士の報告によると、体験者たちには人種や年齢、職業の区別はまったくない。誘拐体験者たちは互いに面識がないにもかかわらず、証言は非常に細かなことや特定の要素までパターンが共通している。
  証人たちが口を揃えて描写する宇宙人の姿は、身長120センチぐらい、小柄な身体で手足が異常に細く、頭部が異様に大きい。皮膚の色はグレイか青白色。目が不自然に大きく、白目の部分がない。耳、鼻、口などは小さく、今では一般にもお馴染みになった「グレイ」と呼ばれる宇宙人像に酷似している。

  ジェイコブス博士によれば、人間誘拐の目的には「人間と異星人との混血児の孵化といった一種の繁殖計画が存在するように思われる」という。

 われわれの身体に監視装置が埋め込まれている!

  アブダクション体験者はその記憶が消されていることが多く、逆行睡眠によってはじめてその事実が明らかになるのが一般的なケースだ。どうやら誘拐者たちは、人為的に記憶情報を操作しているらしい。だから私たちは「自分の知らない間」に、身体に何からの処置を施されている可能性もあるのだ。
  最近の情報として、誘拐体験者の体内からインプラント(移植された物体)が摘出されたという報告がある。

  UFO問題には人間誘拐、人類と宇宙人の混血計画、インプラントなど、実に信じがたい話が続くが、アメリカ軍の超能力開発プロジェクトに参加したジョージア州・エモリー大学のコートニー・ブラウン準教授も、次のように語っている。

  地球には確かに昔から各種の宇宙人が来ている。なかでも我々の歴史と文明に重要なかかわりをもっているのはグレイと呼ばれる種族だ。グレイ族はべつに邪悪な存在ではなく、ただ自分たちの種族保存をはかるとともに、地球人類にも、彼らの母星と同じような環境破壊による自滅の轍を踏ませないようにしているのだ。
  彼らは物質的であると同時に非物質的存在でもあり、サブスペース(亜空間)を通じて組織されている汎銀河系連合の一員として人類を陰から助け、導いてくれる。


 人類救済のシナリオ

  地球人類にかかわる「グレイ」は大きく2つに分けられるということだ。旧約のゴッド=「闇の勢力グレイ」、新約のゴッド=「光の勢力グレイ」である。
  「闇の勢力グレイ」は「龍」すなわち「陰の世界政府」と深い関係がある。具体的な方法はわからないが、最終戦争は「闇の勢力グレイ」が何らかのかたちで関与してくることは想像に難くない。
  一方、「光の勢力グレイ」が最後になって、人類の救済に乗り出してくることが、新約聖書を読めばわかる。こうした観点で聖書全体(旧約・新約)を読むと、宇宙的スケールでの「光と闇の葛藤」の構図が見えてくる。
  いま人類は「闇の勢力」の完全な支配下にあるが、ファティマに出現した「光の勢力」が最後に勝利を納めることは、聖書に数多く予言されている。
  新約では、終末の時には「光の勢力」による次の出来事が起きると述べられている。

  あなたがたに奥義を告げよう。私たちすべては、眠り続けるのではない。終わりのラッパの響きとともに、またたく間に、一瞬にして変えられる。
  (コリント人への手紙T−15章51節)


  どのように変わるのか? 「コリント人への手紙」には次の言葉が続く。

  というのは、ラッパが響いて、死人が朽ちないものによみがえらされ、私たちは変えられるのである。なぜなら、朽ちるものは必ず朽ちないものを着、死ぬものが必ず死なないものを着ることになるからである。朽ちるものが朽ちないものを着、死ぬものが死なないものを着るとき、聖書に書いてある言葉が成就するのである。

  死者はよみがえり、人類は突然変異する! 新約聖書によれば、人間は最終戦争という大試練を経たのち、突然変異によって「不老不死」を獲得し、神の座に近づくことになる。「そこでは子供でもヨハネ(聖書に登場する最大の超能力者・預言者)より大きいし、思うだけで山を動かすこともできる」という言葉もある。
  こうなると人類の未来も捨てたものではないが、その前に大変な試練がやってくる。地球規模の核戦争や大災害などである。人生の試練と同じく、人類も環境の大激変という試練に耐えてこそ、宇宙超意識体としてレベルアップされるのだろう。
  ルカによる福音書には、「終わりの日に人類の救出が行なわれるから、取り残されないように注意せよ」という意味の部分もある。
  ユングも「人は深いところで何ものかに依存しており、何ものかに導かれることを決して忘れてはならない」と言っているように、聖書の「終末」は人類滅亡ではなく、次段階の進化レベルへのジャンプなのである。これが新約聖書の目的である「神の奥義」で、それが遂行されることが聖書の言葉の「成就」となるのである。

★なわ・ふみひとのコメント★ 
  この本の発刊は1986年となっていますので、著者は30年以上も前からわが国の食生活のあり方に警鐘を鳴らしていたことになります。今日的には、この本で述べられている内容に特に目新しいものがあるわけではありません。食べ物と健康が密接な関係にあること、全体食が望ましいこと、よく噛むことが大切であること、排泄の問題にも●●●
 
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