人は何のために祈るのか? C

 
波動の法則から見た祈りのメカニズム

 祈りの手段となる「言葉」「思念」「行動」は、すべて波動ということですから、「フツーの人が書いた黙示録」の奥義編で詳しく述べている「波動の法則」が働きます。
 その第一の法則、「類は友を呼ぶ」という性質によって、私たちが発信する祈りの波長に応じた出来事を、「見えない世界」から私たちの周りに引き寄せ、実現させることになります。そういう意味では、私たちの祈りの波長がどういうものであるかを理解しておくことがとても大切です。

 では、祈りが実現するメカニズムはどうなっているか考えてみましょう。
 まず、私たちが実現させたい願い事を心の中に描きます。ここが祈りの出発点です。その願い事をできるだけありありとイメージ化することが大切です。俗に言う「勝利のイメージ」つまり実現した姿をイメージとして描けないと願い事は実現しません。
 「神さま」も、どうしてほしいのかはっきりしない人の願いは叶えようがないからです。(実際には、願いを起こす前からその人の求める内容は神次元ではわかっていると言われますが‥‥その点は後ほど触れたいと思います)
 さてイメージ化された願い事の実現のためには、そのイメージを持ち続けることが大切です。寝ても覚めてもそのことを考えているという状態が理想と言えるでしょう。また、願い事を短い言葉で表現し、それを唱えることも実現を早める上で大きな力となります。すべて波動の法則どおりなのです。波動は「身・口・意」を総合的に使うことによって強化されるからです。
 「願い事を強く思う(意)」「願い事を言葉にして唱える(口)」「願い事の実現のために行動する(身)」ことが、祈りの効果を高める大切な要素です。特に最後の「行動する(身)」は大切です。「願い事はすでに実現した」という気持ちでそのような行動をとることが、実現させる力を強めるのです。
 例えば、「病気が治る」ことを祈る場合、「私はいま病気です。この病気を治してください」という祈りは、言葉の力としては「病気」に力点が置かれますから、効果がないどころか、場合によっては逆効果となります。それよりも、「私は既に健康になりました。ありがとうございました」と、健康人らしく振る舞うことが、「健康」の波動を引き寄せることになります。「奥義編」でも詳しく説明しましたが、「らしく振る舞う」ということは、その状態を実現するうえで大変大きなパワーを生み出すのです。もちろん、「他人の同情を得ようとして病人らしく」振る舞えば、病気の波動をさらに強めることになってしまいます。
 
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