人は何のために祈るのか? D

 
祈りの実現を助ける見えない世界の存在

 また、祈りの実現には、私たちの守護霊をはじめ、さまざまな指導分野を担っている背後霊がその実現のために働くと言われています。その祈りのレベルによって、協力してくれる背後霊のレベルも決まってくるのです。逆に、人を呪うなどの粗い波動を発すると、守護霊の感応する余地は少なくなり、波長の粗い邪悪な霊に干渉されるおそれがあります。その結果、「人を呪わば穴二つ」現象を引き起こすことにもなりかねません。
 私たちは祈るときに心(顕在意識)を無の状態にします。しかし、その状態というのは大変危険な状態なのです。私たちが「見えない世界」に対して心の扉を開き、心の中の願い事を届けようとするその瞬間に、見えない世界からの予期せぬ干渉を受ける危険性があるからです。
 もちろん、私たちの願い事が単なる自分の利益のためでなく、世の中の平和を願うような高い波長のものであれば、そのような干渉を許さないガードが守護霊あるいは守護神の指導で行なわれますから、「見えない世界」の邪悪な存在から干渉される心配はありません。
 このように、私たちが何を祈るか(どのような願い事をするか)ということは、祈りに関しては最も重要な要素となるのです。
 祈りはまず「宇宙の法則に照らして正しい祈りである」ということが大切なのです。祈る本人にとってはすべて正しい祈りなのですが、それが宇宙の法則に反している場合は、たとえ祈りの内容が実現しても、その反作用としての厳しい運命が訪れることになります。歴史を見ても、ある時期に栄華を極めた人や集団が、見るも無惨な末路を迎えることになった事例には事欠きません。
 それでは、宇宙の法則から見て正しい祈りとはどんな祈りかということについて考えてみましょう。
 
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