パイク書簡「三つの大戦は、メイソンが計画し実行する」
パイク書簡は、世界大戦の“予言”ではなく“予告”であった。
「……1859年から1971年にかけて、パイクはフリーメイソンの世界秩序のための基本計画に取り組み、三つの大戦を含む『基本計画』を考案した」
これは、歴史批評家ユースタス・マリンズ氏の渾身の告発書である『カナンの呪い』(成甲書房)に詳述されている。
そのとおり。パイクもその秘密書簡で「これから起こる三つの大戦は、メイソンの計画の一環として、プログラミングされたもの」と宣言している。
そして――。
それらは、恐ろしいほどに「予告」どおりに起こっているのだ。
■第一次世界大戦=1914年、オーストリア皇太子夫妻がサラエボ視察中に遭遇した暗殺事件が発端となって勃発した。後の裁判で暗殺者一味が「自分たちはメイソンである」と自白している。暗殺計画もセルビアのフリーメイソン組織によって仕組まれたことも判明。こうして、パイク予告は実行に移されたのだ。
■第二次世界大戦=「ファッシスト、そして政治的シオニストとの対立を利用して引き起こされる」(パイク予告)。シオニストとは、パレスチナ地方にユダヤ人国家を建設しようとする人々を指す。そして「この戦争でファッシズムは崩壊するが、政治的シオニストは増強し、パレスチナにイスラエル国家が建設される」(『カナンの呪い』)
――恐ろしいほどの符合である。
■第三次世界大戦=「(中東で)シオニスト(イスラエル)とアラブ人との間にイルミナティのエージェントによって引き起こされる」(同書)
――ここでのイルミナティとは「フリーメイソンの中枢を支配する秘密組織」を指す。
やはり、第四次中東戦争やイラク、アフガニスタン、シリアなどでの絶え間ない戦火を見れば、パイク予言の正確さに、背筋が凍る……。
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