南北戦争の「中古ライフル」を幕末日本に横流し
そこで、わたしは、「アヘン戦争」(1840〜1842年)――「南北戦争」(1861〜1865年)――「明治維新」(1868年)に注目した。
見事に配列されている……!
克明に調べてみると、アヘン戦争は、メイソンが支配する貿易会社ジャーディン・マセソン商会が英国議会に強硬圧力をかけ、勃発させたものであることが判明している。
南北戦争もメイソン首脳たちが20年近くも前から、パリで極秘会議を開き、「アメリカに内戦を起こす」ことを策謀し、ついに開戦の火蓋を切らせたのだ。
首謀者は、当時、英国首相と外相を兼ねていたパーマストン卿(第3代。ヘンリー・ジョン・テンプル)で、南部を扇動する工作員として抜擢されたのが若きアルバート・パイクであった。
バイクはその後、南軍の総大将となり、“予定どおり”に負けている。
北軍を開戦に導く工作員として暗躍したのがケイレブ・クッシッグである。
南北戦争は、約62万人もの死者を出す惨劇であった。
注目すべきは、当時使われた兵器である。歩兵銃だけで、南北軍併せて約90万挺ものライフルが払い下げられた。これら中古ライフルは、二束三文タダ同然である。
これら、中古兵器に眼を付けたのがメイソン武器商人たちである。
こうして、南北戦争で使われた大量兵器が、次なる幕末日本の倒幕派と幕府派の双方に売り付けられたのである。
見事な武器の使い回しである。
メイソンが[アヘン戦争]→「南北戦争」→「幕末戦争」……と、プログラミングしたのは、兵器の再利用を考慮したものであることは間違いない。
さらに……「日清戦争」(1894年)→「日露戦争」(1904年)→「ロシア革命」(1905〜1917年)→「第一次世界大戦」(1914〜1918年)→「第二次世界大戦」(1939〜1945年)→「インドシナ戦争」(1946〜1954年)→「朝鮮戦争」(1950年〜休戦中)→「ベトナム戦争」(1961〜1975年)……。
見事に(!)切れ目なく、“かれら”が戦争を配分し、仕掛けていることに、感嘆する。
「金融」と「兵器」の“死の商人”たちにとって、平和こそが「堪え難い悪夢」なのだ。
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