骨からカルシウムが溶出、骨粗しょう症に
多量の牛乳、過剰なカルシウムは、人体にとって邪魔なだけではない。
それらが大量に人体に入ると、消化吸収の過程で、酸性物質(酸毒)を発生させる。
すると、体液は酸性に傾く。言うまでもなく、健康な人体の体液のPH(ペーハー)は弱アルカリ性である。
これが、酸性に傾くほど、健康は損なわれる。
最悪はアシドーシス(酸血症)だ。
悪化すると死亡することすらある。
だから、身体は、体液が酸性に傾くことを、必死で食い止める。牛乳多飲で体液が酸性に傾く。それを阻止するため、身体はその酸を中和するために、骨からカルシウムを溶出させるのだ。こうして、最悪の事態である体液酸性化を防ぐ。
骨からのカルシウム溶出を、医学用語で「脱灰現象」という。
カルシウムが溶け出た骨はスカスカになる。
骨密度が低下し、モロくなる。
つまり、ポキポキ折れやすくなる。これが骨粗しょう症だ。
なんという皮肉か! 骨を強くするために牛乳を飲む。すると骨はモロくなるのだ。
つまり、牛乳は骨を強くするどころか、骨をモロくさせ、骨折を多発させる。
このメカニズムは、一部の生理学者の間では、古くから知られていた。
彼らは「牛乳多飲は骨折の原因!」と警告してきた。しかし、彼らの声は圧殺された。学界どころか公になることもなかった。
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