|
『スポック博士の育児書』の深き罪と罰
“闇の支配者”による人類家畜化に利用された悲劇の学者がいる。
それが、ベンジャミン・スポック博士である。
彼は、世界的なベストセラー『スポック博士の育児書』で、あまりにも有名だ。
それは、戦後最大のベストセラーと言われる。
42ヵ国語に翻訳、累計5 ,000万部突破……。
「聖書の次に売れた本」という例えもあながちオーバーではない。
日本でも、暮しの手帖社が翻訳出版している。
この育児書で、スポック博士は、粉ミルクを強く推奨している。
さらに、母乳育児の母親に早く断乳するよう勧めている。
ミルク・マフィアにとっては、願ったり叶ったりの育児法だ。
“かれら”の背後にいるのが国際秘密結社フリーメイソンであり、その中枢組織イルミナティである。
“かれら”は、この育児書が世界的なベストセラーになるように巧妙に暗躍した。
わたしは、確信する。国際秘密結社の陰からの支援がなければ、ただの育児書が5,000万部という驚異的なベストセラーになるはずがない。
このスポック博士の育児書を読んで驚愕した人物がいる。久司道夫氏である。
彼は、マクロビオティック(玄米正食)運動を、アメリカに広めた功労者だ。
ベジタリズム(菜食主義)の立場からすれば、スポック博士の母乳否定、人工栄養礼賛は、仰天の暴論であった。久司氏は、博士に直言した。
「アンタ、このままじゃ地獄に墜ちるよ」
重病で久司氏にかかり、菜食指導で健康を取り戻したスポック博士は愕然とし、みずからの過ちに気づいた。そして、晩年は、『育児書』の改訂に没頭した。
こうして、第7版は、初版とは180度異なる内容となっている。
「子どもは母乳で育てなさい」
「離乳期を過ぎたら菜食で育てなさい」
スポック博士は、「生きている限り改訂を続ける」という言葉を遺して95歳でこの世を去った。その後も、妻メアリーは改訂を重ね、第8版を出版している。
そこには、博士の遺言として、こうある。
「……最悪の食事は、乳と乳製品である」
|
|