地球の支配者は
爬虫類人的異星人である
太田龍・著 成甲書房 
2 日本人だけがなぜ、これほど純情でウブか

 世界で唯一純良でウブな民族

 日本には、日本以外の他のすべての民族、人種、他のすべての文明文化のものさしはあてはまらない。このことは逆に言えば、日本のものさしは他のすべての国家と民族にあてはめることが出来ない、ということでもある。
 これはまさしく絶望的だ。これでは日本は全世界に包囲攻撃され、「異端として排除すべし」との満場一致の決定により、完全に抹殺されるしかない。鎖国を守り抜かない限りは……。
 だが、海が日本の自然鎖国を可能にした。日本は外からの侵略がない限り、自然に鎖国状態に向かう。鎖国が維持されている限り、I型自然神仏随順型天寿学万類共尊型日本人型人類正統文明は、急速に成長し発展してゆく。
 概ね2500年前頃、ユーラシア大陸とアフリカ大陸、すなわち地政学でいうところの「世界島」に形成されたU型自然征服型文明の切っ先が日本列島に突入し始めた。
 日本から見れば、歴史は二つの時代に区分される。

【第一期】
 数十万年もの間、日本列島の原住民は、自然征服的自然破壊的人工人為を厳に自戒し、自然随順的文明を営々として築き上げ、その最終局面の一万年、縄文文明を完成させた。
 日本民族の幸福な時代である。

「第二期」
 概ね2500〜2600年前、ユーラシア大陸と北アフリカに生まれた悪魔主義権力体が日本民族と日本型文明皆殺しのための侵略戦争を開始する。
 万己むを得ず、日本は自衛しなければならない。自衛のために日本は国を作らざるをえない。
 ユーラシア悪魔権力の日本侵攻作戦はしかしながら日々強化され、ついにこの500年来、悪魔はヨーロッパを基地として全世界を掠奪破壊奴隷化しつくした。
 かくして「敵」は日本を包囲し、ついに日本を占領、そして今や、自然征服的自然破壊的悪魔世界権力は日本文明型の息の根を止めようとする、この苦難の2500年、というふうに。しかもなお、この期に及んで、日本には「敵」の正体が見えない。
 見えないということは、日本のものさしで相手を見る、ということを意味する。日本のものさしで敵を観測し観察することを意味する。これはある意味ではどうすることも出来ない、自然的成り行きである。
 日本のものさしが相手には通用しない、という自明の真実を理解できないほどに原日本人は純粋であり、お人好しであり、うぶであり、世間知らずのまま、今、悪魔世界権力によってとどめを剌されようとしている。
 死地、ということばがあるが、まさしく我々日本民族は死地に追いつめられている。日本人、日本民族が、というよりも、唯一の人類正統真文明、万類共尊の文明体が、今まさに、悪魔に取り憑かれた全世界の邪悪な権力から罵倒され、侮辱され、ペテンにかけられ、袋叩きされ、打ちのめされ、打ち殺され、抹殺されようとしている。
 この期に及んでなお、日本人は「敵」を「敵」として認識することが出来ない。
「敵」が見えないということは、「己」も見えない。日本人が日本人の中身、その歴史、その伝統、その精神、日本型文明の原核を知らない、ということと、一対を成している。
 いや、そもそも日本建国の歴史の真相が隠されている。
 
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