地球の支配者は
爬虫類人的異星人である
太田龍・著 成甲書房 
3 太古より地球の支配者は異星人である

 宗教は人類操作のため異星人が創った

 元米国海軍諜報部作戦士官ウイリアム・クーパーは在勤中、ある秘密文書を見たことがある。そこには異星人(extraterrestrials)が米国官憲に対し、彼ら(異星人)が宗教、悪魔主義、ウイッチクラフト(この用語は普通、「魔法」と訳されるが、その真意は「悪魔悪霊と交信して、悪魔の力を我がものとする術」のこと)、魔術、オカルト(神秘学)を通じて人類を操作してきたと語った、と書かれてあった。
 人類が宗教と悪魔主義によって操作されてきたことは間違いのない事実である。唯一の問題は、異星人がこれら(宗教と悪魔主義)の背後にひそんでいるのかどうか、ということである。クーパーは問いかける。「……彼ら(異星人)は本当に我々人類を長い間ずっと操作してきた我々の宗教の制作者なのであろうか?」と。私は大きな声で「その通り」と答えたい。
 (『ザ・ビッゲスト・シークレット』320頁)


と、デーヴィッド・アイクは書いている。
 西洋の歴史にはたしかに、異星人の介入を前提にしなければ理解不能な現象と事物、事件が充満している(もっとも有名で顕著な事実または事件は、旧約聖書創世記に出現するネフィリムその他の名前で記述される異様な人種、ないし知的生物、神もどきの存在である)。
 しかし、縄文時代末期に至る日本の歴史には、その種の痕跡はほとんど存在しない。
 西洋オリエント文明なるものが、何十万年もの昔から、爬虫類人的異星人の地球人飼育と地球征服作戦の結果である、との仮説の是非はともかくとして、縄文日本型文明は、この種の異星人の、そしてその支配下の西洋オリエント文明の介入干渉とほとんど無関係に、またはその影響を最小限に抑止して、生成発展を遂げてきた、と断定する十分な証拠がそろっている。
 異星人仮説を立てるとすれば、西洋人のいうGOD(ゴッド)も、悪魔(サタン)、悪魔大王(ルシファー)も、実在の異星人がモデルであるとしなければならず、従って、日本型文明にとっての本当の敵(日本人皆殺しを長期的戦略目標として実行しつつある敵)もまた異星人である、ということになる。
 この説を採る人びとによれば、異星人とその血統の地球人の本質的特徴は、ヒューマン・サクリファイスを必須としているのだという。ヒューマン・サクリファイスとは、生身の人間を儀式殺人の生けにえに供することである。
 たしかに人類文明はこの点でもきわめて鮮明に、二つの流れに分かれる。
 第一は、日本型文明。ここではヒューマン・サクリファイス(人間を生けにえとして献げる儀式)は原則として存在しない。
 第二は日本以外のほとんどすべての文明体、いな、文明とも言えない原始未開人の社会ですら、原則として人間を生けにえとして殺害する儀式が存在した。
 ずっとあとになって、第U型文明の影響が否応なく浸透してくると、日本型文明の中にも例外的に、人間生けにえ、儀式殺人、ヒューマン・サクリファイスが出現するが、それは抑止され、やがてまったく消滅してしまうのを常とした。
 従って、日本人はこれまでのところ、西洋文明が人間を生けにえとして殺す儀式殺人、ヒューマン・サクリファイスを土台とし、根幹として組み立てられている事実である、という自明の前提を、絶対に見ようとしないできた。
 この恐るべき違いはどこから生まれたのであろう。

 我々が悪魔主義として知っている黒魔術儀式は、古代バビロン、シュメール、フェニキア人、ヒッタイト人、エジプト、カナン人、アッカド人、および、全世界にあまねく浸透している秘密結社の内部で実行されていた人間犠牲の儀式の今日的表現である。それは古代から現代まで、切れ目なしに続いているひとつながりの過程であって、そこでは同じ儀式、同じ神々が登場する。それは今日の秘密結社の参入儀式においても、根本的な重要性を付与されている。
 私が悪魔主義という用語を使うとき、それはキリスト教用語の悪魔とは全く無縁である。
私はそれを儀式殺人と拷問の体系としてのみ、使用する。それは多くの人びとにとっては、それを認めることに躊躇しないでいられないようなものであるとしても、今日の世界で、どこでも行なわれるごくありふれた行為なのである。
 (『ザ・ビッゲスト・シークレット』288頁)
 
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