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恐れにはいろいろな種類がある 長々と、ベネズエラの奥地にある巨大縦穴を下りたときの話をここまで記してきたのは、私には恐怖という感情がまったくないことを知っていただくためだ。怖いということを本当に知らないのだ。決して、私の冒険談をひけらかすためではない。私の中では、すべての恐れが消えているのだ。 恐れにはいろいろな種類がある。女性であれば、自分の美しさが衰えていくのも恐怖だ。恋人が去っていくのも、大切なわが子が誘拐されたらと思うのも恐ろしいだろう。男性であれば、自分の会社が倒産するかもしれない恐怖がある。リストラで職を失うのも怖い。お金がなくなってしまうのも恐怖だ。 話すのが苦手な大は、大勢の人の前でスピーチを求められれば緊張が恐れになる。ガンのような難病を宣告されたときも、恐ろしくて眠れなくなってしまうだろう。最大の恐れは死ぬことかもしれない。 それだけではない。今、世界を襲うかもしれない恐怖で最大級のものは、なんといっても自然災害だ。おそらく遠くない将来、地震、噴火、津波などで、地球上の地形が大きく変わってしまう可能性すらある。日本では、近いうちに関東地方で未曾有の巨大地震が起こることがすでに予測されている。 一方、理由がよくわからないけれど、毎日が不安だという大もいるだろう。将来のことを考えると、心配でしょうがないという人もたくさんいるに違いない。それらも同じようなものだ。 いずれにせよ、私は何か起ころうと怖くない。不謹慎に思われるかもしれないが、それを楽しむことさえできる。本書を読んでいただければ、そのことがもっとよくわかっていただけるだろう。そして、あなたの恐怖や不安や心配がなんであれ、私と同じようにすべて消すことができるのだ。あなたに私の謎が解けるか どうしたら、そうなれるのか? 本書で、私は全身全言を込めて、その問いに答えている。私そのものが答えなのだ。私の生き様の中から、すべての恐れを消す具体的な方法を見つけていただけると信じている。本書でいう「ヤオイズム」とは、そのことである。 ただし‥油断をしてはいけない。本書の内容は決して難しいものではないが、軽く読み飛ばしてしまうと、その答えを見失ってしまうかもしれない。 |
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