ユングは
知っていた
コンノケンイチ・著 徳間書店 
第4章
なぜユングはUFOの奥深き謎に挑んだのか?

 われわれの身体に監視装置が埋め込まれている!

 アブダクション体験者はその記憶が消されていることが多く、逆行催眠によって、はじめてその事実が明らかになるのが一般的なケースだ。どうやら誘拐者たちは、人為的に記憶情報を操作しているらしい。だから、私たちは「自分の知らない間」に、身体に何らかの処置を施されている可能性もあるのだ。
 最近の情報として、誘拐体験者の体内からインプラント(移植された物体)が摘出されたという報告がある。
 カリフォルニア州のロジャー・リア外科医は、1995年から宇宙人の移植と思われる7件の体内インプラントの摘出を行なってきたが、テキサス州に住む女性の親指からT字型やメロ
ンの種のような形をしたインプラントを摘出したという。
 摘出されたインプラントは、いずれも二層構造になっており、驚異的なのは、外部が人体組織や植物組織に似た有機物で構成されていることである。現在ロスアラモス研究所で分析中だが、リア外科医は次のように述べている。

「こうした物質を人間が創れれば、臓器移植への拒否反応が防げるだろう。皮膚に切開の傷痕もなく、事故などで体内に侵入したとも考えられない。接触部の免疫反応による炎症の痕跡もみられないし、体内のカルシウムの蓄積ならメスで切れるはずだが、いずれのインプラントもメスを受けつけない。個人的な想像を働かせれば、観測用の通信機器か、宇宙飛行士の血液中のガス監視に移植するのと同じような体調監視機、あるいはマインドコントロールが目的なのかもしれない」

 UFO問題には人間誘拐、人類と宇宙人の混血計画、インプラントなど、実に信じがたい話が続くが、アメリカ軍の超能力開発プロジェクトに参加したジョージア州・エモリー大学のコートニー・ブラウン準教授も、次のように語っている。

「私たちのSRV(科学的リモート・ビューイング)が正しいかぎり、地球には確かに昔から各種の宇宙人が来ている。なかでも我々の歴史と文明に重要なかかわりをもっているのはグレイと呼ばれる種族だ。グレイ族はべつに邪悪な存在ではなく、ただ自分たちの種族保存をはかるとともに、地球人類にも、彼らの母星と同じような環境破壊による自滅の轍を踏ませないようにしているのだ。
 彼らは物質的であると同時に非物質的存在でもあり、サブスペース(亜空間)を通じて組織されている汎銀河系連合の一員として人類を陰から助け、導いてくれる。
 人間誘拐にかかわる問題はさらに複雑で、より慎重に対処する必要がある。ETに誘拐されたと主張する人々には、確実に何かが起こっている。われわれは現在、報告されている誘拐事件を確証できる多くのSRVのデータを持っている。それらの報告では、人間が、みずからの意思に反して誘拐され、遺伝子工学的に生み出されたエイリアンと人間との混血種の保育器として利用されている可能性が大きい」
 
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