ユングは
知っていた
コンノケンイチ・著 徳間書店 
第4章
なぜユングはUFOの奥深き謎に挑んだのか?

 人類進化における「幼年期の終わり」

■今行なわれている地球人とゼーター・レチクル星人との混血は、両種族の最良の部分を体現するだけでなく、人間のもつ魂の可能性を象徴する存在になるだろう。今人類がゼーター・レチクル星人と遭遇していることは、人類の種が飛躍的な進化を遂げつつあるという宇宙ファミリーの明確なメッセージなのである。近く地球人類が目撃することになるだろう新種族の誕生は、人類進化における『幼年期の終わり』に当たる。人間アブダクションは人類進化の引き金の一つで、それを人類は集団的無意識で引き寄せたのである。

■すでにゼーター・レチクル星人との遭遇は次の段階に入っており、誘拐の質も変わってきている。この段階では『人類との対等な関係の確立』がテーマで、誘拐がグレイ側から一方的に起きるのではなく、人類の側にも選択肢があるのを知ることで遭遇体験の質が一変してくる。これは1995年から始まっている。

■近々、ゼーター・レチクル星人の遺伝子をもつ子供たちが出産というかたちで地球上に出現してくる。この種は、本格的な混血種族が出現する前段階の子供たちで、ふつうの人間と外見的に何ら変わりない。しかし成長するにつれて、これまでの人間にはない特徴を示すようになる。こうした前段階の混血種はゼーター・レチクル星人にとって、人類と意識を通じ合う一種の『窓』のような役割を果たすことになる。

■こうして最終段階の実験に着手することになるが、それは本格的な混血種族の誕生を目的とするものである。この新しい種は宇宙的な記憶を保って地球で生活し、人類文明に役に立って地球上で天寿をまっとうする。彼らは多少の肉体的な違いはあるが、強い免疫機能、長寿、際立った超能力など、従来の人間にはみられない多くの特質が備わっており、いわばキリストと同じ愛と慈悲の存在となるだろう。

■タイムテーブルは1999年から2002年で、これは混血種族の免疫機能が地球の環境にうまく適応するかを見定めるテスト期間になる。順調に進めば2012年から2015年ごろ人類全体に対して、完成された遺伝子を追加的に導入する段階に入るだろう。ただし、ここで示した年代は、地球人の集合無意識に応じて変更される可能性もある。強調したいのは、混血種族は地球人に取って代わる存在ではなく、宇宙的な進化の流れのなかで地球人に進化の可能性をもたらす存在となることである。
 
← [BACK]          [NEXT]→
 [TOP]