ユングは
知っていた
コンノケンイチ・著 徳間書店 
第5章 迫り来る最終戦争と人類の突然変異

 宇宙文明連合からのメッセージ

 同じく『今日のソ連邦』1990年5月号より
 1990年1月12日、ノーボスチ通信が恒例の「UFO円卓会議」を開催した。この会議におけるマイク・ミリヒケル(生物物理学研究者・天体浮揚物研究センター長)の講演内容を紹介する。

 私は、地球および宇宙の平和擁護のための省庁開組織、天体浮揚物(UFO)研究・科学技術センター『コンタクトKETS(地球外知性文明との接触)』を代表して来ている。このセンターには、さまざまの分野の科学者や博士、研究者が集まっている。私たちは20年間にわたって、27人のコンタクティたちに催眠テストを行ない、彼らと異星人の接触が実際にあったことを確認した。
 宇宙には、4つの生命の変種が存在する。そのうちの3つは非蛋白のプラズマ形態で、それらを私たちはスペクトルによって分類し、青、緑、黒のプラズマ形態と呼んでいる。これらは銀河宇宙の高等知性集団で、宇宙、パラレルワールド(並行宇宙)、アストラル(星気体)面に広く存在しており、『KETS』では一定の方法で、これら高度の知性との接触が準備されている。
 それらと私たち人類の中間に存在するのが、私だちと同じ蛋白質を基にした生命形態と、ヒューマノイド型(人類に似た形態)が存在する。
 人類に似たヒューマノイド型は、プラズマ形態の超知性体と人類との仲介者で、UFOのパイロットというかたちで私たちの目に触れている。このヒューマノイドは地球で遺伝子ファンドを集めており、私たちの細胞、精子、卵子、植物の種、それに類した物質を採取しているという結論に達した。
 ファンドの目的は宇宙に生命を分散させ、居住させるためで、私たちの発達を管理し、環境の汚染度を決定し、地球規模での核戦争で人類が自滅した場合、新たな生命を地球上に復活させるためである。彼らと私たち人類とのコンタクトは友好的であり、人類文明に対して彼らは教師的で、地球の生態系の破滅を克服するための援助を表明している。
 私たちは地球環境を破壊し、人類を生態学的な行き止まりに執拗に追い立てている。このことは宇宙文明連合のオブザーバーである連合部隊から、私たちに送られた『第三のメッセージ』にはっきり確証されている。このメッセージは人類へのピューマニズムにあふれており、宇宙連合への加入のために人類の思考をペレストロイカしようという提案に貫かれている。


 このなかでいきなり「第三のメッセージ」という表現が出てくるが、おそらく先述した「ファティマ第三の予言」のことと思われる。KGBによる盗難の噂が事実だったことが、ここで思いがけず証明されているようだ。
 
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