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              扇動マスコミとめざめた市民の対決だ! 
 
                  ●ワクチン不足をあおる日本マスコミ  現代はメディアが発達しているだけに、なおさらやっかいだ。 
 マスコミが「ワクチン待望論」を、これでもかとあおる。 
「……新型コロナワクチン争奪戦! 『優先で打ってもらえる人』は、もう決まっている!?」 
 これは、『週刊ポスト』(2020/8/27)の扇動的な見出し。さらに「医療従事者? 高齢者? 著名人ら“上級国民”が『裏口接種』も!?」とあおりまくる。 
 まさに、扇動ジャーナリズムそのものだ。 
 こんな記事を読めば、単純なひとは「コロナで助かるにはワクチンしかない」と思い込んでしまう。「コロナの」重症化や死亡リスクのみならず、最近は『後遺症リスク』も指摘されている。インフルエンザなどと同様に、予防ができるよう『ワクチン』の開発が急ピッチで進む」(同誌) 
 ワクチンこそ予防の決め手、とあおっている。 
「……WHOによれば、7月末時点で、世界で開発中のワクチン候補は165種類。そのうち治験に入ったものは26種類ある。数千〜数万人規模を対象とした『第三相』まで到達しているもののひとつが、英国の製薬大手『アストラゼネカ』のものだ」(同誌) 
 さらに、安倍内閣の対応を評価する。 
「……政府は、同社と1億2,000万回分の供給を受けることで合意。加藤厚労相、『2021年3月までには、3,000万回分を確保する』と発表。だが、同社のワクチンは『1回か2回打つ』とされる。2回となれば、接種できるのは2,900万人。日本人の“8人に1人”だ」(同誌) 
 そこで「奪い合いが始まる」と、国民の不安に火を付ける。 
                   
                  ●解熱剤4グラム配合の戦慄 「……副反応(副作用)との兼ね合いもある。ワクチンは体内に“異物”を入れるため、炎症が起きるケースが多く、副反応で接種部の痛みや腫れ、発熱や頭痛、関節痛などが生じやすい。『アストラゼネカ社のワクチンは、副反応が強いとされ、痛み止めのアセトアミノフェンを同時に最大量(4,000mg使っています』(谷本哲也医師)」(『週刊ポスト』前出) 
 空恐ろしい事実も明らかになった。アセトアミノフェンは、“スペイン風邪”で大量虐殺したアスピリンと同じ消炎鎮痛剤。それを4グラムも同時注射するとは! 
「……医療従事者や重症化リスクの高い高齢者、介護職員などでなく、“裏口接種”のつてもない人は、後回しにされる可能性がある」(同誌) 
                   まるで、ワクチンが唯一の救いであるかのような書き方だ。 
                   これらマスコミの不勉強大扇動が、さらに国民を白痴化していくのだ。 
                   われもわれもとワクチン注射を求めて殺到したら、このクニはおしまいである。 
                   
                  ●「コロナはサギだ!」世界はめざめた  それでも、「何かおかしい!」と、目覚めたひとたちが急速に増えている。 
 ロシアでは、国民の4人に1人は、新型コロナ流行をまったく信じていない。 
 同国では大々的な世論調査を、3月18日から5月26日、20〜60歳、3万人以上に実施。その結果、23.2%がコロナ流行を「ヤラセだ!」として信じていない。9.6%は「危険性は誇張されている」。さらに、国民3分の1は、そもそも「新型コロナの危険性を信じていない」。そのうち43%は知人を訪問し、54%は散歩し、74%が「外出禁止措置」は必要なかった、と回答している。 
 ロシア政府は外出禁止命令を6月中旬まで延期している。 
 しかし、国民はいたって大人で冷静なのだ。 
 その上をいくのがスウェーデンだ。すでにコロナに勝利して平静をとりもどしている。 
“集団免疫”を獲得した同国民にとって、世界のワクチン待望など気かぶれた妄想にしかみえないだろう。 
 そして、スウェーデンの孤高の勝利は、あらゆる地球市民を勇気づけている。 
「マスクをはずせ!」「コロナはサギだ!」 
                   これを合い言葉に立ち上がったひとびとが、世界で爆発的に増えている。それはプロローグで紹介したベルリンやロンドンなどの数百万人のデモ、集会でも明らかだ。 
                   さらに――各国議会でも、告発の怒りの声が噴出している。 
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