人は何のために祈るのか? M

 脳の封印が解かれる時代の到来


 日々の私たちの心が感謝一色になったとき、そして、力が私たち自身の中に内在されていることを自覚できたとき、脳の封印が解かれ、私たちは肉体身のまま神次元の力を手にすることができるのです。それは、私たちが「超能力」と呼んでいる力ですが、この物質界でスプーンを曲げたりするような、意味のないものではないのです。
 わが国でこれまでに偉大な超能力を身につけたとされる先達としては、聖徳太子、役行者、日蓮、空海、出口王仁三郎などが知られていますが、新しい時代になると、私たちはそれらの先達がこの世界で発揮した力以上の能力を持つことができるのです。自分の望むことを瞬時に実現させたり、他人の心の中が読めたり(他心通)といった能力です。
 もともとそのような能力は私たち一人ひとりに本来備わっているのですが、これまでその力が使えないように封印されてきたのは、私たち人類がまだ「幼年期」の状態にあったからです。
 幼児に銃を与えるのが危険なように、幼年期の私たち人類も、その心(感情、思念、意識)を正しくコントロールできるようになるまでは、この世界の秩序を乱すおそれのある力を使うことができないように、封印されているのです。
 いま「神さま」は、法華経に出てくる親友のように、もともと私たちの心の奥深くに縫い込んであった宝玉の存在を明らかにされつつあります。精神世界の研究によって、そして科学の世界からのアプローチによって‥‥。私は、終末のカタストロフィーが最終的な引き金になるとは思いますが、その下準備として、既に脳の封印が解かれつつある人が周りに出現するようになりました。中には、心が幼年期のままという人もいますから、その意味ではまだ玉石混淆といった状態ではあります。
 
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