人は何のために祈るのか? Q

 守護霊さまを忘れてはいませんか


 新しい時代の「祈り」は、「神さまに願い事をする手段」から「神さまに日々の幸せのお礼を申しあげる生活スタイル」へと変わります。私たちは日々の生活の不足を「神さま」に訴えて、「ちゃんとしてください」とおねだりするのではなく、いま与えられているそのままの状態がいかに有り難いことであるかを実感し、そのお礼の気持ちを「神さま」に伝えるために祈るのです。
 もちろん、私たちが祈る前から、「神さま」は私たちの心の中をお見通しでしょうから、祈りの動機がそのように進化したことを心から喜んでいただけるはずです。
 しかし、「神さま」といっても、それは「見えない世界」の何処に、どのような姿をしていらっしゃるのかが分かりませんから、祈り先が漠然としていて祈りに力が入らないことも考えられます。そこで、これまでは「神さま」の代理店とでもいうべき仏像や、マリア様やイエス・キリストの像、あるいはマントラの書かれた掛け軸などが祈りの対象として活用されてきたのです。それはそれで今後も祈りの対象として重宝されていくことでしょう。
 いま、私には「その前に何か忘れていませんか?」という声が聞こえます。それは、私たちのこの人生での学びと進化を最も身近な所から見守り、さまざまな気づきのきっかけを提供しておられるそれぞれの守護霊さまの声です。この守護霊さまは、さらに高位次元の守護神さまから付託されて、私たちの専属の指導役として、見えない世界からさまざまなメッセージを送ってくださっているのです。
 しかしながら、多くの人はそのメッセージに気づくことがないどころか、守護霊さまの存在にさえも心を向けていない人が大半ではないでしょうか。一番身近な霊的存在に心を向けることをしないで、私たちは勝手に宗教団体を選んだり、祈りの対象を決めたりしていますが、それは大変もったいないことでもあり、次元の壁が薄くなってきているこれからの時代には、危険なことでもあるのです。
 
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