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第1部


第1章 「GHQ焚書図書」とは何か

 「焚書」と「検閲」は別である
 東京大学文学部の関与
 秘密裏に行われた陰険な「没収」
 帝国図書館館長室と首相官邸での秘密会議
 尾高邦雄、金子武蔵、牧野英一
 占領軍没収リスト作成班によるふるい分け
 文部次官通達による没収の全国展開
 占領軍に失敗感があった
 アメリカに移送された大量の文書の行方
 東京裁判とつながる可能性
 没収された本の若干例

第2章 占領直後の日本人の平静さの底にあった不服従

 言葉と謀略による「戦後の戦争」
 私信を「検閲」した恐ろしいシステム
 日本社会の不気味な沈黙
 日本人が戦後たちまち従順になった諸理由
 戦闘は終わったが戦争は続いていた
 ABCD包囲網に対する戦中の日本の決意
 日本人の勁(つよ)さは何だったのか

第2部

第3章 一兵士の体験した南京陥落

 歩兵上等兵「従軍記」の感銘
 正確に自分を見つめる「目」
 戦場の人間模様
 ついに南京入城
 南京から蕪湖へ
 平和でのどかな南京の正月風景

第4章 太平洋大海戦は当時としては無謀ではなかった

 パラダイムが変わると歴史の見方は変わる
 日米もし戦わば、を予想する本
 日米大海戦は「日本有利」という事前観測
 「限定戦争」と「全体戦争」
 ハワイ占領とパナマ攻撃ははたして誇大妄想だったか
 日本を侮れないぞと必死に瀬踏みしていたアメリカ
 ソ連が見ていた極東情勢
 太平洋の戦いの本質は「日英戦争」だった

第5章 正面の敵はじつはイギリスだった

第6章 アジアの南半球に見る人種戦争の原型

第7章 オーストラリアのホロコースト

第8章 南太平洋の陣取り合戦

第9章 シンガポール陥落までの戦場風景

第10章アメリカ人が語った真珠湾空襲の朝

あとがき
巻末付録

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