ヤオイズム
矢追純一著 三五館 

 太陽に何が起こっているのか

 なぜ、このような変動が太陽系全体で起きているのかというと、太陽そのものに原因があるのは間違いないだろう。
 私たちは科学によってなんでも解明されたかのように思っているかもしれないが、そんなことは決してない。現在起きている太陽の異変について調べると、太陽についてはまったく何もわからない、ということがわかったのである。
 たとえば、太陽では約11年周期で両極の磁場が反転する現象がみられてきた。つまり、北極と南極が入れ替わるのだ。予測によると、2013年5月には、太陽が極大期(太陽活動が活発な時期)を迎え、同時に北極がプラス極へ、南極はマイナス極へ反転すると思われていた。
 ところが、2012年1月、宇宙航空研究開発機構の太陽観測衛星「ひので」によって、北極では約1年も早く反転に向けて磁場がゼロとなったが、南極では反転のきざしがみられないことがわかったのだ。その結果、北極と南極がプラス極となり、赤道付近に別のマイナス極ができるような、太陽系全体の磁場が「四重極構造」になっている可能性が指摘された。
 2013年の末になって、やっと太陽のポールシフト(磁場の反転)が完了していることがNASA(アメリカ航空宇宙局)によって確認されている。これだけでも異常事態なのだが、さらに追い打ちをかけるような事態が出現した。なんと2014年7月14日には太陽の黒点数が急激にゼロになってしまったのだ。本来なら極大期を迎え、太陽の黒点数も増加に転じるはずなのに、減少傾向が続いている。黒点が少ないときは、地球の気温が低下することがわかっている。ということは、今後地球は寒冷化に向かうらしいことが予測されるのだ。
 もちろん、気温の急激な変化は気流にも大きな変化を与え、大雨、洪水、暴風が世界的な規模で起こりやすくなる。最近の自然災害の多発はこれと無関係ではないだろう。
 アメリカは何年も前からこの事態を憂慮していて、米国防総省は、こうした自然災害によって世界経済が不安定になり、食糧不足や資源の高騰を引き起こし、地球上のあちこちで暴動、テロ、戦争が起こると予測している。最悪の場合、世界で10億人が死亡することになるかもしれないとも警告しているのだ。
 黒点の数が減少すると、巨大地震が起こりやすくなることも指摘されている。もちろん、そうした指摘がなくても、日本の関東地方では巨大地震が直近に起こりうることがすでに想定されている。さまざまな物理的調査・観測から、または歴史的な経験則から、明日、巨大地震が関東地方を襲っても不思議ではないらしい。
 もちろん、太陽のポールシフトに地球のポールシフトも連動している。先に述べたデミトロフ博士の報告にすでにあるように、北半球の地磁気極はこの150年間でカナダからシベリア方向に1,100キロメートルも移動しているのだ。これが地球の地殻変動を引き起こしている。
 今、世界的規模で、地震や噴火が起きているのも当然だろう。世界のあちらこちらで突然、大地に大きな亀裂が走ったり、シンクホールと呼ばれる巨大な穴があいてしまう現象が多発しているが、これらも無関係ではあるまい。地球は大変化のときを迎えているのだ。
 明日、私たちの身に何か起こるか、まったくわからない。この事実に私たちは目覚めるべきだ。
 
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