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まえがき

第1章 生命の源流

1 東洋が教える新しい生命観

  怒りは精神的な毒物
  ヨガの修行で得た生命観
  便秘患者の10%が大腸ガン
2 要素還元主義の限界
  熱力学の第二法則を超える生命体
  不安定の中の高度な「安定」
  怠けアリが働きアリに変わった
  ホロンの自律性――「ゆらぎ」
  部分は全体を反映する
3 進化論を超えて
  競争から共生へ
  驚くべきカクテル効果
  シナジーの概念(1十1=4)

第2章 生体の神秘

1 生命への再接近
  ペンタゴンが震えあがった
  人間の三重の防御機構
  科学は生き方を教えてくれる
2 「遺伝子不動」の幻想
  生体は遺伝子の組み替え工場
  遺伝子は「ゆらぎ」を持っている
  免疫機能を活性化させる
3 生体リズムの神秘
  不思議な「引き込み現象」
  記憶力を左右する脳のリズム
  壊れかけた体内時計
  忘れられたサーカディアン・リズム
4 東洋的空間のリズム
  「阿吽」の呼吸を心身に生かす
  ピルは女性の生体リズムを崩す
  墨絵の中の空白のリズム

第3章 神話の崩壊

1 科学は「絶対」か
  アインシュタインの嘆き
  破れた二万ヘルツの限界
  神話を支える「客観性」「再現性」
2 苦悩する科学
  新しい物差し――「ゲージ理論」
  科学は物差しを変えてきた
  時間軸に縛られた生命
3 絶対性の崩壊
  相対論が常識をくつがえした
  相対論に内在する「連続的世界観」
  量子力学が明かした「光の二重性」
  ニュートン力学の終焉
  自然は“逃げ水”である
4 歩み始めた東洋への道
  ミクロ世界は「陰陽」に似ている
  科学に芽ばえた東洋的世界観
  言語を超えた量子の世界
  分解主義に支えられた常識
  還元主義への挑戦

第4章 生体の情報

1 「非科学的」に生きる
  唾液には制ガソ効果がある
  少食は成人病を予防する
  「切り身文化」に支配されている
2 科学は「個性」を切り捨てる
  森狙仙の三匹のサル
  科学は個性を無視している
  石垣には個性と協調性がある
  外部情報に振り回されている
  ガン細胞は「タコ壺社会」
3 内部情報を無視するな
  哺乳ビンでは情報交換ができない
  「気づき」の文化
  多元的ネットワークが必要だ

第5章 心のうねり

1 コンピュータは人間を超えるか
  コンピュータの宿命的欠陥
  「経験」が生んだコマの刃渡り
  第五世代コンピュータに創造性があるか
  「ネネ」の感情は応答にすぎない
  コンピュータに「やる気」はない
  生体を支えるスペアシステム
2 心の喪失が始まった
  コンピュータ化する人間
  地球は生命体である
3 心が体に影響を与える
  ホメオスタシスの活性〜「鼻スプレー」
  ストレスは免疫機能を低下させる
  失恋でも免疫力は低下する
  ホラー映画は生体機能を狂わす
4 心と体を統一して捉える
  催眠療法で遺伝子病が治った
  自然治癒力を生かす

第6章 生命思考の世界

1 観測できない高次の世界
  小さな部分に全体の情報がある
  ホームの仮説は東洋思想につながる
  精神が硬くなると筋肉も硬直する
  「気」をめぐる東西の対立
  「気」を科学し始めた中国
2 見えない世界を見つめる
  超常現象は科学的現象
  心が脳内物質を変化させる
  クリの葉でウルシにかぶれた
3 理性は直観を支配できない
  科学が無視する深層意識
  理性は心の王様ではない
  「意志」で行なうバイオフィードバック
4 文化的催眠からの脱出
  あくびは自発動功
  鉛筆でも火傷をする
  人間は自然を支配する王様ではない

あとがき