はじめに

１　外側からの日本

1　夢のような国
2　天国に最も近い国
3　明るく快活な仕事ぶり
4　警官の涙
5　無類の花好き
6　開けっ放しでも安全
7　子どもの天国
8　工業化・近代化は無理
9　自由で地位も高い女たち
10　信仰心薄き人々
11　天真爛漫な混浴風景
12　美しい自然景観

２　美しく生きる

13　日本人の美意識の核心「いさぎよさ」
14　生き方の美学
15　悲劇のヒーローへ寄せる思い
16　流行や文化はなぜ繰り返すのか
17　大和心と大和魂
18　花をさし立てる芸術
19　〈いき〉とは何か？
20　カラオケ文化と劇画文化
21　ジャポニスムの遠近法
22　大衆文化がもつ世界的パワー
23　世阿弥の花とは何か
24　武士道の美学

３　貝殻のなかの大洋

25　「もののあわれ」を知る心
26　桜、その散りぎわの美しさ
27　すべてを水に流す
28　俳句が秘める不思議な広がり
29　茶の湯の原風景
30　山島という地形の美しさ
31　十五夜祭りの起源
32　二十三夜待とアズキ信仰
33　穀物の生成と母性崇拝
34　日本文化の古層
35　日本人の死生観
36　魂の交換だった原始の交易

４　祭りに込められた祈り

37　雛祭りの人形
38　お遍路さんをもてなす信仰
39　花をしずめる祭りの心
40　江戸三大祭と徳川将軍家
41　七夕伝説と水辺の女たち
42　祇園祭と御霊信仰
43　宇佐八幡宮の放生会
44　神の旅立ちと出雲の神在祭
45　新嘗祭と大師講
46　年の神を迎える正月
47　節分の豆まきと鬼
48　マツリは神との交流の場