★目次★青い文字はリンクしてます)
 
 
●第1章 美しい自然と街と村

自然の豊かさと四季の美しさ、
そして自然が育んだ日本の文化


世界一を誇った江戸の上下水道も
明治初期には汚水で使用不能に!


木と紙でできた小さな住まいは、
清潔でセンスある開放的空間

花を愛で珍種を偏愛する、
世界でも稀な園芸超大国!

雨の日は「ぬかるみ」になる道路だが、
その機能や手入れに高評価も


「職人技」で丹精された美しい耕地!
絶賛された農民の勤勉さ

馬車が登場するまでの乗り物事情は、
概ね不評の駕籠と大絶賛の人力車

●第2章 社会の仕組みと制度

「将軍」と「天皇」の関係を
彼らはどう理解したのか?

「平民」だけが国の富をつくる」――
理不尽な身分制度に対する批判

「鎖国」に理あり――日本の平和は
西洋に対して門戸を閉ざしたおかげ?


近代化を急いだ日本への評価――
称賛の反面、痛烈な批判も


世界屈指の治安のよさ――
その背景にあったものとは?


治安を維持した厳罰主義だが、
連座制には疑問の声も

●第3章 不思議な日常生活

世界でも稀に見る入浴習慣を、
手放しで絶賛したわけではない


畳の生活――靴を脱ぎ正座!
西洋と決定的に違う生活習慣の反応は?


身分の差にかかわらず読み書きできた
江戸時代の文化水準に感心しきり


「不気味な化粧」「恐ろしい習慣」!
不評だった既婚女性のたしなみ

奇異に感じつつ自分もやってしまう…
何度も繰り返す「おじぎ」の風習

日本男子のアイデンティティ!?
「名誉と優越」を表す「ちょんまげ」

生活は厳しくても
満ち足りた生活をおくれた理由とは?


まじめによく働くが、
遊ぶときはとことん楽しむ庶民の日常 

●第4章 礼儀正しく実直な人々

「おはよう」の気持ちいい挨拶と
礼儀正しさに魅了される


実直で正直、金銭にキレイ……
この道徳心は「武士道」によるもの?


当時から遺憾なく発揮された、
対価を求めない「真心」と「気づかい」


外国人教師も惚れ込みおおいに発奮した、
驚異的な野心と学習意欲


やっかいな存在に映った、
異常なまでの「名誉」への執着心

礼儀正しく親切な一方、
「好戦的で残忍」な国民性

「顔で笑って、心で泣いて」
誤解も招いた「感情を隠す」国民性

質素倹約は一種の美学!
「貧しくとも貧困ではない」暮らし


●第5章 「別世界」の食べ物と装い

日本料理の「量より質」に、
おおいに閉口した“大食漢”たち

いまは世界を席捲する「和食」も、
当時は散々な言われよう


日没後、江戸は酔っ払いの天下!?
泥酔と無理強いの困った「悪癖」

残った料理はすべて包んで持ち帰る――
正しいマナーでも、やはり当惑

奇異に映った独特な身なりと、
おかしな着こなしの洋装

西洋人には愛されなかった?
江戸女性の“愛されメイク”


奇異な髪型や装いに隠された、
日本女性の矜持と粋の美意識

●第6章 男と女と幸福な子ども

「アダムとイヴ」を連想させる!?
全裸の男女の“ありえない光景”


お互いの両親がすべてを決定!
「交際期間ナシ」で即結婚が常識

戦国から江戸時代にかけて
大きく変化した「妻」の立場


一夫一婦制が基本ながら、
公然と行なわれていた妾制度


僧侶や武士、庶民にまではびこる、
文化としての「男色」に驚愕

大人が異常にかわいがる!
世界一幸福な「子どもの国」


溺愛して甘やかしても、
おさおさ怠りない子どもへの教育


●第7章 さまざまな職業と仕事ぶり

やはり世界基準にはほど遠かった、
各「流派」の医療レベル

職人たちの鮮やかな仕事ぶりが示す、
「ものづくり大国」への確かな道すじ


大絶賛の職人仕事に比して、
評価が分かれる独自の芸術的センス

苦痛で逃げ出したくなる!
まったく評価されなかった伝統音楽

“苦界に身を沈める”イメージとは違う?
理解の外の“遊女の立場”
 
     
  [TOP]